
私は、毎日のようにディズニーランド・火山の噴火の音を聞きながら会社に通い、花火の音を合図に帰途につく。
今夜のように、終電一つ前、家に着くのは翌日ということもあるが、最近はめっきり減った。
だいたい、数年前のように睡眠時間2、3時間で駆けずり回る体力も気力もない。
特に、ここ一ヵ月は、自分と思えないほど、こてっと寝てしまう。
以前なら「0時過ぎてからが新しい1日の始まりだ」と思っていた私は、もはや存在しない。
ところで、今日は冷たい雨が降っているせいか、東京西部に行く電車の最終なのに、ひどくすいている。
天候を差し引いても、?マークがつく。
たぶんこれは、外出を控え、家にこもってピグで遊んだり、ブログを書いて憂さをはらしたり、喜びを皆に分け与えている人が増えているからに相違ない。
仮想社会には、亀の歩みの渋滞もなければ、さほど美味しいとは言えない食べ物に大枚をたたく必要もない。
寝転びながらでも、ハンバーガーをくわえながらでも遊ぶことができる。
しかも、どんなに遊んだところで1日あたり、百円、二百円の世界だ。
チェーン店のブレンドコーヒー1杯以下である。
将来、また自動車などが高級なものとなる時代には、一層こうした仮想社会ゲームが伸び、外に出て現実と、あるいは自然と向き合う機会が減ってくるだろう。
まだ、かなり先の話ではありますが。