
体に優しいことをするというのは、だだ単に横になり、蓑虫を決め込んでいることではありません。
ある程度動かさないと、場合によっては多少負荷をかけてやらないと、かえって弱ってしまいます。
かつて宇宙旅行から帰ってきた飛行士たちは、帰還後しばらくの間満足に歩けなくなっていた、と言われています。
最近はこうしたことが重要視され、スカイラブなどにも運動するための器械や、マニュアルがあるようです。
エアロビクスも、こうしたことから生まれたのでしょうか。
ところで、心にもこんな運動が必要です。
私はほとんど毎日、皆さまのお宅に勝手に入り込んみ冷蔵庫に冷やしているビールを飲ませていただいたり、垣根の外から夕食だの夫婦喧嘩だのを覗かせていただいております。
ですから、散歩をするのはもっぱら皆さまのお宅、そして、自分の心の中です。
おかげで、宇宙屈指の美男美女ともハート通信ができるようになりました。
ありがたいことです。
ただ残念なのは、私が多くの乙女、元花も恥じらう乙女だった方のところに上がり込み、お言葉に甘えて甘いお菓子と渋茶(稀に毒リンゴ)などをいただいて目じりを下げておりますので、八方美人と勘違いされている方もいらっしゃるかも知れません。
これは、大きな間違いです。
私は男ですから、美人にはなれませんから。
それから、徘徊爺と思われている方。
漢字が違います。
俳諧爺でございまする。
