
この手の誘惑は、経験的に大変きな臭く、正面から素直に解釈できなくなってきている。
昔お笑いにあった、消火器を売るのに『消防署の方から来ました』というヤツを思い出してしまうのである。
若い人は知らないかな。『消防署の方』というのは、消防署からではなく、消防署のある方角という意味で、量販店なら数千円で買える消火器をうん万円で売りつけるという商法。というか詐欺。
このネタも『●●似』というだけで、何が似ているのかが書いていない。
(揚げ足取るな!と言わないでくだせえまし。この後が続かなくなりますもんで)
普通●●似というと、だいたいの人は顔を期待してしまう。
甘い、甘い。
人生、そううまくはいかんのです。
ひょっとしたら体つきが似ているだけかも知れない。
いやいや、それならまだ許せる。
場合によっては、名字や名前が似ているだけかも知れないし、服装が似ているだけかも知れない。
いいですか、若者よ。
甘い言葉に惑わされてはなりませぬぞ。
と、言っている私は、『ねえ、私の奥歯も見て!』なんていう妖しい言葉にコロリ騙され、ヨダレなんざ流したりしておりますが。
あんぐり開けた口を覗いたとたん、ガブリってなこともありまするのに、それさえ楽しんでいる。
妄想爺も、かなり年季が入ってまいりましたぞ。
