何に重点を置くのか | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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大勢で食べたいモノ、ひとりで食べたいモノ  ブログネタ:大勢で食べたいモノ、ひとりで食べたいモノ 参加中


料理というものは、もちろん味が大切だが、彩りや配置といった見た目、香り、音も大切な要素と言っていいだろう。 


スパゲッティに赤黄のレプリカ、キンメダイの煮付けの色ツヤ、タウナギに火の出るような油を注いだ時の音、すべて食欲をそそるものだ。 


しかし、料理を食べる時には、もう一つ重要な要素がある。 


それは、場の雰囲気だ。

例えばバーベキュー。 
あれはみんなでワイワイガヤガヤやっているから美味い。 
たとえどんなにいい材料を使い、見晴らしの良い高原でバーベキューをしたところで、一人だけだったなら、美味さは半減するに違いない。 


一方、ひどく落ち込んでいる時には、慰めの言葉さえ煩わしく、一人狭い部屋でチビリチビリやるか、無口なマスターのいる店のカウンターあたりで氷と遊びながらのオンザロックも悪くない。 



つまり、これは料理に限らないが、すべての状況にあった食べ物はない。 



それではネタに答えたことにならない。 

さらに、最近、六甲の麓から引っ越してきた隣屋の住人(夜中にジャズを流しながら、和服を着て剣の舞を踊っている)から『回りくどい!早く結論を言え』とでもお叱りを受けそうなので、最後に一言。 




みんなでワイワイガヤガヤなら、中華料理。 


一人だけなら、キャビアと大豆大松の実、いや、これは手がでないからイクラとカシューナッツ、うーん、これも最近高いから、筋子とピーナッツあたりで、ブラッディメアリーをチビリチビリというところですかな。