
それはいくつの時からだったろうか。
おい、それはちょいとまずいんじゃあないか?蹴飛ばすのは、せいぜいブロック塀ぐらいにしておけ。
とかいったような、ひどく冷静で客観的な意見をする奴が住み着いていた。
それまでは、私は男なのによく泣き、よく笑った。
最近も、ほのぼのとしたブログ記事に泣かされることはあるが、人前で泣いたことは何十年もない。
また、仕事で目一杯怒っていても、常にそいつが両腕を抑えているから、幸いにして社長だの役員だのを殴ったこともない。
(それ以上のことをしたかも知れませんが)
というわけで、社会人になってからは、ついぞ感情を表に出したことはありませんでした。
が、ブログ世界は怖い面もありますね。
ここでは、例の大目付の力が及ばないらしく、相当感情を顕にしています。
つまり、実生活で吐き出せない感情を仮想社会の中へぶちまけ、精神バランスを保っているわけです。
さらに、実生活では経験したことのない(誰だ!ヒソヒソ笑っているのは?!)恋もしておりますなあ。
ああ、極楽、極楽。
と言ったきり、本当にあっちへ行きますかって?
いやあ、さすがにそこまで純にはなりきれていませんなあ。
実生活とのギャップがあまりにもありますし、じゃじゃ馬ならししなければならないお方もいらっしゃいますしなあ。
まだ、ボケたりあっちへ行ったりはできませんぞ。
と、自分に言い聞かせる爺なのであった。