
多分、今の若い人たちにはわかりませんよね。
紅茶っていうと、ちょっとばかり気取った感じのする飲み物っていう雰囲気。
私の田舎でも、コーヒー(ただし、インスタント)は、それほど珍しい飲み物ではありませんでした。
が、紅茶というのはまず売っていませんでしたし、少なくとも私が高校生ぐらいになるまで、誰かがそんなものを飲んでいるということを、聞いたことがありませんでした。
目にするのは、せいぜいテレビや映画の中だけ。
それも、肩肘はったイギリス映画などが多かった気がします。
ですから、紅茶は縁遠い存在だったわけです。
しかし、学生になり私の中の何かが変わり、一時期は紅茶に凝っていた時期もあった記憶があります。
ひょっとすると、あるお嬢さんあたりが紅茶好きだったなどという、実に単純な理由だったかも知れません。
が、最近あることがわかってきました。
私は元来コーヒー好きですが、どうもコーヒーが美味く感じられる時と、やたら紅茶が飲みたくなる時があり、それは気候や体調に関連しているらしいということを、なんとなく感じるようになってきたのです。
私の場合、暑い季節や体調がすぐれない時に、紅茶が欲しくなるようです。
体調がすぐれないないのは、血中コレステロールでも貯まっているのかも知れません。体がそれを感じて、紅茶を飲めとでも言っている気がします。
ただ、普通はコーヒーがいいですな。
それもブルマンみたいに上品なものではなく、キリマンジャロ100%のように、酸味が強いやつがいいです。
マンデリンは、熱帯地方で刺激ある食べ物には合いますが、うーん、単独ではいささかクセが強く、日本で飲むのはイマイチというところでしょうか。
私の場合、紅茶より、その器に目が行ってしまう方ですから、やっぱりコーヒー派でしょうかね。