しま爺虫事典 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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昆虫の数は人間の数よりはるかに多い。

だからハエの目で、人間を見下ろした小説もある。 

ところで、虫と昆虫を同じものと勘違いしている方もかなりいる。 

クモやゲジゲジは昆虫ではない。 


まあ、そんなことはさておき、最近は大変素晴らしい総天然色の図鑑などが市販されているから、素人でも簡単に虫の名前がわかるようになった。 



しかし、大変ポピュラーであるにもかかわらず、どの図鑑にも載っていない虫がいることは、非常に寂しいものがある。 


そこで今日は、その辺の虫に登場していただこう。 

以下に虫の名前と、主な特徴を記しておく。 
もし、これらの虫を写せた方があれば記事upしていただきたいものだ。 





ハラノムシ 

この虫は大きく2つに分類できる。 

1つ目は、透明なヤツで、空腹になると姿を現す。いや姿は隠したままなのだが、グーグーと文句を言う。 
が、特に美味いものではなくとも、とにかく何か与えると静かになるから、いたって扱いやすい。 
見方によっては、実にかわいいヤツである。 


ところが、同じハラノムシでも、灰色や黄色いヤツは要注意だ。 

つまらぬものを与えでもしたら、そうでなくとも悪い機嫌が一層悪くなる。酒など与えた日には、たとえ最高級のものであっても管を巻き、場合によっては、相手かまわず刺しまくるから手におえない。
この虫は、その居どころに注意を要する。 






カンノムシ 

先に述べたハラノムシに近い種だが、こいつは触られることを大変嫌う。 

触れたが最後、徹底的に攻撃される場合が多い。 
親切心から出た言葉さえ、悪魔の響きと受け止められる。 

運悪く、この虫に触れてしまった場合には、逆立ったトゲのような毛からできる限り距離を置き、静観するのが安全である。 

稀ではあるが、毒牙にかかり命を落とすこともある。 






ホンノムシ 

共同生活をしない虫で、体内は七色に変化したりしているが、外見上はサナギのまま動かないように見える虫である。
見る者にとっては、面白みがない。





ゼンゼンムシ

オス1に対してメス9の割合と、性比が不均衡な虫の代表である。 

マーキング、誘愛行動に反応を示さないか、本当はそうしたいが興味がないそぶりをする虫で、一旦雌雄がつがいとなると、急に熱情的になり、ショック死するオスの報告が数列知られている。 


比較的羽根の色が美しいものが多い。  





タマムシ 

政治家が好きな虫であるが、なかなかその正体をあかさない。 
  
やはり政治家が好きな、ダンマリムシやコガネムシとは近種である。






このように、図鑑に写真が載らないムシは数多くあるが、私が好きなものは、チャワンムシとサカムシである。