
この問を行間の意味を考えて書き替えると、
格好はいいけど、つまりハンサムで一緒に街を歩いていると、周りの女の子が黄色い声を出しそうなイケメンだが、頭はパッカパカー、二人だけで話をしているとイライラし、挙げ句の果てはあきれかえるような男と、学校で習うような勉強は抜群、海外旅行に行っても交換レート、タックス計算を暗算でしてくれ計算機不要。怪しい街角の両替商に福澤さんを騙しとられるようなことはないものの、ディナーの時も「今、君がオーダーしようとしたものには、過酸化物が多く老化の原因になる。こちらのはビタミンB12と葉酸が多く、亜鉛も適量あるから、こちらにしなさい」みたいな堅物というか変人のうえ、一緒にいると周りから忍び笑いがもれてくるような男と、どっちといたい?
のようなことを聞きたいのだろう。
たぶん、そう考える人が多いのではないだろうか。
が、これは誤りである。
なぜなら、問には『超』がついている。
超のつく格好のいい者は、外見的なものだけでなく、内面も頭も素晴らしい。
だから、超がつくかっこよさなのである。
また、超のつく頭のいい者は、仮に外見的に問題があるように見えても、それを十分過ぎるほどカバーできる品、落ち着きのようなもの、その人の周りからにじみ出てくる独特の空気がある。
この空気があれば、多少の一見マイナスと思われるハンディも、むしろプラスに変わってしまったりする。
つまり、たいへん格好よくなるのである。
さあ、わかっただろうか。
超のつく格好よさと、超のつく頭のよさとは、同じなのである。
だから、貴女には選ぶことができない。
とでも言っておけば、今もてないと嘆いている若者の、何人かは救われるだろう。
また、何人かの女性の男に対する見方も、変わってくれることを期待しようかな。