
名前は忘れたが、私の子ども時代、スナック菓子(当時はそんな言葉はなかった)といえば焼きそばを乾燥したようなものか、必殺シリーズで有名な藤田まこと、早世した白木みのる(この方を知っていれば、あなたは40代後半以上だろう)コンビの『あたり前田のクラッカー』を思いだすことができるくらいだ。
その後しばらくして出た『やめられない、止まらない』の名コピーで知られるカッパえびせんは衝撃的だった。
そのコマーシャルどおり、確かに食べだすと、最後の1本?までやめられなくなる。
これは、スナック菓子などには食指を動かさない、農村の高齢者の方たちにも受け入れられた。
あれは、実に知能的な作品だった。
あのえびせんが日本人に受け入れられる下地は、昔からできていた。
えびせんは見ようによっては、あられ、せんべいなど昔からのお菓子に似た食べ物である。
さらに、エビは日本人が好きな食材の代表でもある。
かつ、せんべいのように硬くないから、歯が弱い人でも食べられる。
おそらく、体積の9割以上は空気だから、見た目に比して満腹感がそうそうには得られない。
なかなかの優れ物であろう。
次に一世を風靡し、現在も続くポテトチップス。
ポテトチップスは、手をかえ品をかえ、いや、形をかえ、味をかえ、今も進化し続けている。
私にとっては、スナック菓子というと、まず真っ先にイメージとして浮かぶのがポテトチップスだが、おそらく多くの日本人も似たり寄ったりだろう。
じゃがりこなども、ポテトチップスの子孫なわけだから。
ところで、一昨日、ある方、日本にしかないと思われる行事『ホワイトデー』用のチョコレートを皆にふるまった。
私は左手で受話器を持ち、左耳は相手の話を聞きながら、右耳で催促を受け、右手はパソコンのマウスをクリックしつつ、何も注意せずに一瞬あいた右手でチョコレートを口に入れた。
うーん?
?
? !
!
なんだ!
口の中で、
アンニョンハセヨ
という声がひろがる。
とうがらし入りチョコレート。
お隣の韓国で日本人用にでも作ったものらしい。
その商魂、見倣うべきなのか、違うのか。
最近のチョコレートは、甘苦いだけではないようである。
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なぞなぞの答え
子子子子子子子子子子
子は、『こ』『し』『ね』と読めますが、『の』という読み方もできました。
子が10個並んでいます。
答えは、
この子猫の子、子猫
でした。
正解された方もいたのでは。