
この答えは常識があれば、水に決まっている。
とにかく、砂漠のまっただ中で福澤さんをもらったところで、明日の朝に干からびていたらなんにもならない。
溺れている者に、金の延べ棒を投げて喜ばれるはずはない。
が、それではしま爺としては面白くないので、ネタの問を
『100万円で、迷子になった砂漠から脱出する方法を考えよ』
にしてしまおう。
うーん。
なかなか難しい。
砂に1万円札並べて『SOS』とでも書いてみるか。
極めて運がよければ、アメリカ偵察衛星にとらえられるはずだ。
いや、そんな幸運を期待してはいけない。だいたい、仮に運よくアメリカ偵察衛星にとらえられても、助けはしないだろう。
人の命は、偵察衛星の解像度を推量できるような情報より、はるかに軽いのが現実だからである。
また、そんなことを度外視しても、迷った1人の為に億単位の金を使うのは、好き者の金持ちなどごくわずかな人だけだろう。
しま爺冷はたいなあ、と思われるだろう。
しかし、現に、毎年何百万人という人たちが餓死し、あるいは何億人という人たちが、病気や貧困と戦っていても、今の自分の食事を1日1食にし、残りを彼らにあげたりはしないし、携帯をやめ、テレビ、冷蔵庫、洗濯機のない生活をしてみよう、なんてしないではないか。
いや、私はそうしろ、なんて言わないし、自分でもできない。
ただ、いかにも善意を装った自己中連中に、? ? をつけるだけである。
ある意味では、振り込め詐欺の方がかわいい。 少なくとも彼らは、自分が詐欺を働いていることを意識し、悪いことをしているということぐらいは分かっているんだろうから。
あれっ?
話が脇道にそれすぎた。
うーん。
やはり無理な解答だったか。
どう考えたって、100万円より、水だものなあ。
おそまつ
ごめん。次回は名誉挽回の記事が書けるか?!