
私は栃木の田舎に生まれ、仙台で学生時代を過ごしました。
そこまでは、平気で水道水を飲んでいましたし、山登りでは、当然谷川の水を美味しく飲んでいました。
が、社会人になり東京に来て唖然としました。
今でも、当時の水道水から受けたカルチャーショックみたいものを思い出すことができます。
他の食べ物は、ほとんどアンコウ、つまり何でも口に入れることができましたが、東京の水道水を生では飲めなくなりました。
その後は、海外生活があり、水道水を飲むなど入院覚悟でないとできませんでした。
そんなこともあり、また、海外ではビールを水がわりにしていた時期もあったためか、水道水を生ではまず飲みません。
もちろん、沸かしてコーヒーやお茶には使います。
ただ、最近は一時期よりは水道水の質が良くなってきた気がします。
あるいは、私が都会の水に慣れ、昔感じたような違和感を感じなくなった、つまりマヒしてしまったのかも知れませんがね。
そうそう、先週田舎に帰った時に、父と過去うん十年分と同じくらい話をしました。
その中でのことですが、最近田舎でも水の出が悪くなったようです。
以前なら、2、3メートル掘れば地下水が出てきたものです。
今は10メートルでも危ないらしい。
20メートルくらい掘って保健所(自家製井戸からの水道水も保健所の許可みたいものが必要らしい)に聞いたところ、まずくはないが……ということで、なんと40メートルまで掘ったとのこと。
ある水に詳しい人が来て、『きれいだ』と驚きの声をあげていたと自慢していた。
プロには、水の美しさも分かるらしい。