
これは、バラードやブルースではダメだろうな。
ワルツやラップも、今一つだ。
おそらくロック系の音楽だと思われるけど、残念ながら、私の知っているロックは、ミック・ジャガーの『マネー』くらいだから、具体的な曲を挙げることができない。
で、見方をガラリと変えて、クラシックを考えてみる。
あるぞ。
ハチャトリアンの『剣の舞』。
これなら面白そうだ。
ただし、テンポが速すぎてヴォーゲンでしか滑れない人には、合わない。
多分、アクロバッティカルなスキー、あるいは回転競技用といったところだろうか。
フランスに滞在していた時、シャモニーで滑ったことがある。
“日本のシンガポールチャンピオン”などという、実にフランス人らしい地理感覚のお世辞を言われたが、彼らに追い付いていくのに必死だったことがある。
とにかく彼らはマイペースでどんどん滑っていくし、世界屈指のスキー場でも、日本のそれと比較にならぬほど人はまばらで、見失ったら迷子になるような気がした記憶がよみがえる。
しかし、今、ハチャトリアン『剣の舞』で滑ったなら、複雑骨折間違いなしだ。
いやいや、そんな経験しながら、今や福澤さんどころか、夏目さん1枚でヒーヒー言いながら、直滑降まっしぐら。滑降禁止の断崖ギリギリで、やっと踏み留まっている。
だから、スキーどころの話ではない。
ブログの危機、携帯バキッ!の危機が続く。
そんなわけで、本物のスキー場での、複雑骨折の心配は、
全く不要である。