
正直のところ、この問いは、私には理解不能です。
まず、タイプという意味が分かりません。
タイプって何だかなあ?
に始まり“付き合う”とは、どの辺までをいうのかが分からないからです。
タイプとは、“ああ、この人は素晴らしい”ということでしたなら、私には勝手に“オヤジ”と呼ぶ方が、生みのオヤジ以外に4人ほどおりますが、これはタイプとは言えないでしょうなあ。
この人たちは、私の人生の先輩というだけでなく、今私がまだ、浮き世に漂わせてもらえている、大きな存在です。
たぶん、ここでいうタイプとは、私が何人かの女性に対して感じるような、一緒にいて楽しいとか、やすらぎが得られる、あるいはたとえ苦難の道も、力を合わせて歩もう、とかいったこと、そうした感情が湧く相手のことなんでしょうな。
さらに、“付き合う”とは、単に一緒に飲み歩いて、場合によっては、一方が他方の家に転がりこんでしまう、といったようなことではなく、ソドムとゴモラのようなことを言っているんでしょうな。
若い時に、冗談半分でのお遊びに近い世界ならともかく、今この年では、これらは計り知れぬ世界のため、私には答えようがありません。
ただ、ソドムの世界は生物学的には、ある程度俄然性のある説明をつけることはできます。
自然界には、個体数や性比、あるいは環境などで不思議な世界が開かれます。
ヒトも自然界の一員という捉え方をすれば、最近の傾向は、自然のなせる業かも知れません。
ですから、いいとか悪いとかいった観点ではかることはできないかも知れない、ということです。
しかし、私個人としては、川端康成の“眠れる森の美女”の世界の方が、はるかに身近には感じられます。