戒律戒律とは不思議なものだ。 その時代時代で、悪の定義が少しずつ変わってくるし、その時代になかったものは当然、悪の対象にはなりえない。 例えば、戒律の大変厳しい上座位仏教(40代以上の方には小乗仏教と言った方がわかるかな)では、喫煙を禁ずる戒律はない。 だから、お金に触れてはいけないほど頑ななタイのお坊さんも、感謝の心の現れとしてのタバコは、遠慮しない。 タバコが世界に広まっのは、コロンブスがバミューダ諸島に行き、アメリゴ・ベスプッチにちなんで大陸が再確認されてからだからである。