ブログネタ:初詣-もっとも得難い願いとは | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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初詣の願いに、よく『家内安全』『無病息災』という言葉を聞きますよね。
そして、「あまり多くは望みませんよ。これだけです」なんてことを言ったりしますね。 


ちょっと聞くと、いかにもささやかな願いですし、おそらく言った本人も、つつましやかなことと思っているに違いありません。

でも、本当にそうでしょうか。


最近、欧米並み(いや、多分イギリスより上)になってしまった、日本の食生活。 

おかげで、戦前は背が低いメガネ猿呼ばわりされていた日本人も、彼らと並んでも、それほど遜色のないところまできました。 

しかし、同時に高脂血症、糖尿病、大腸癌、前立腺肥大、等々。 昔ならあまり日本人に馴染みのなかった病に多くの人がむしばまれています。

その他にも、以前ならあまり多くはなかったであろう、治安や食の安全、公共サービスに対する不信。 


まあ、挙げていったらきりがありませんよね。 

誰かが言って非難ごうごうですが、日本は確かに世界の中では、人種差別や、毎日当たり前のような殺人事件、強盗、あるいは戦争がないという話。 

これは確かに正しいと思います。自然も、これほど豊かな国はそんなにないでしょう。 

だからこそ、一層怒りがわき、また悲しいんですなあ。 

貧富の差がほとんどなく、豊かな自然に恵まれ、穏やかな国であった日本。 

なんか変質しつつないですかねえ。 


話が飛んじゃいました。 
いつの世でも、どこの国でも『家内安全』『無病息災』は、ささやかそうに見えて、実はもっとも得難い願いなんじゃあないですかねえ。 

一年大禍なく過ごせたら、すごいことだと思いますよ。 

人間なんて、どんな人であろうと、座って半畳、寝て一畳程度のものでしかありませんからね。 

もちろん、見えない大きさは測りようがありませんが。