
これは、子どもの頃、今よりは若く行動的な時代、そして家の中でじっとしていることに苦痛を感じない現在では、答えが大きく変わってくる。
子どもの頃なら、クリスマス、冬休み、お正月と楽しい行事がめじろ押し、雪が降れば雪合戦、ひどく冷えたなら山陰の池でスケートも楽しめた。
小学校低学年までは半ズボンで登校していたから、日光おろしが吹きすさぶマイナス7、8度くらいでも、肩がこるような寒さを感じてはいなかっただろうな。
ある程度大人になると、冬の楽しみはスキーだ。
ほとんど寝ずにスキー場に行き、年に何回かは滑っていたと思う。
その後は、しばらく冬のない国や、マイナス30度にもなるようなアルプスの山奥にいたから、冬を認識しないか、冬はただじっと辛抱するというイメージが強い。
しかし、今は違う。
今はですね。
ただ、じっと春の来るのを待つだけ。
さみしいですな。年とるとこんなになっちゃうもんですかねえ。
まあ、私の住んでいる千葉は冬がない、と言っても過言ではないほどの地域なのですが、すっかり千葉慣れしてしまった身には、結構冬がこたえるこの頃です。
あっ、そんな今の楽しみですか。
そうねえ。草花が土の中から芽を出してくることや、固い蕾が膨らんでくるのを待つことでしょうかね。
心身とも、実に爺くさくなりましたわい。