
そりゃ、もちろん即、相手の唇を奪い、鼓膜が破れるほどのキスをしながら、右手でブラのホックを外し、左手はスカートのホックへ。
ということには、けしてならない。
もう、バーコード爺一歩手前、いや、ここ数ヶ月で髪密度が一気に半減どころか、十分の一になってしまっている。
もう、そんなことをできる若い心も、恥ずかしながらあっちの元気もない。
おっと、いけないなあ。
また、見栄をはってしまった。
思うに、私の人生で、そんな映画のワンシーンのようなことなど、したことがなかったわい。
だから、最愛の人と二人だけになったところで、別段、普段とあまり変わらないでしょうな。
せいぜい、ブレンドをブルマンにするくらいでしょうか。
いや、私の好きなキリマンをストレートで飲んで、苦味の中にある、甘酸っぱい味を堪能するだけに相違ありません。