愚痴どんこ | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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ここ1ヶ月程、体調いまいちだった(一度体壊してから、どうも冬場になるとダメだ)が、昨日午後から、「これはまずいぞ」との予感があり、今日は会社を休んでいる。


昨年までなら、一年で最も忙しい時期だから、毎年かなり無理をして働いていた。


が、そろそろ体に申し訳なく、また、そうやって無理したところで、健康管理不足と言われ、挙げ句のはては安給料、さらに下げられたら泣き面に蜂だ。


原子力発電所から電線引っ張ってきて、一年がかりで豆電球付けた方が、毎日自転車こいでライトつけているより、素晴らしいことらしい。

使い道ないだろうが!


もう、ごめんなさい。

あほらしくて、必死で働く気力なしというのが、まあ本当のところでしょうな。




さて、愚痴はこれくらいにして、昼ご飯の話をしよう。


スーパーで見慣れない魚を見つけた。

『どんこ』
とある。



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外見は、悪い。
が、アンコウ同様、こいつは美味いぞ、と私の第六感がささやいた。


外面は焦茶色で、体型もずんぐりむっくりだが、えてしてこの手の魚は白身で、口当たりが良いものが多い。




というわけで、早速料理にとりかかる。



全体像を見ると、ひどく恐ろしげな魚も、目は愛嬌があってかわいい。

誰かさんの真似して、かわいいおめめのアップ。



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料理といっても、この魚は初めてだ。


しかし、鍋にしたら美味いはず、と決めつけ、このどんこと白菜だけのシンプルなものとした。


この、どんこなる魚の味を知りたかったこともある。


どんこをぶつ切りにする。

タイやヒラメほどではないが、白身系だ。


アンキモそっくりの肝臓、タラコのような卵も入っている。



これで、味は保証できるぞ。


鼻歌まじりにアクをとり、目一杯白菜を入れる。






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最後に、味ポンを入れ、額の裏庭に自生、セロリと間違われそうなほど巨大化した三ッ葉を入れたら完成だ。






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しかし、千葉って本当に冬がありませんねえ。


この時期、緑の野菜があるわけですから。


それに、この三ッ葉、百円ショップで冗談に買って、肥料もやらず(いや、深く穴を掘り、落ち葉などを敷いたから、今はやりの有機農業である)放っておいたものだ。



ああ、自然に感謝。





















さて、どんこ鍋の味。




予想以上に美味いです。



なんとも言えない、肝から出てきたアンキモ風の油風味、素晴らしい。



この味は、鍋としてトップグループに入れていい。



美味い。

また、作りたくなる。