甘いチョコレートの秘密 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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ううっ・・・。


田舎もんの私には、夏服と冬服の違いはわかっても、夏と冬に食べわけるべきチョコレートの違いがわからない。


わかるのは、保管倉庫管理方法と、輸送経費が違ってくることぐらいだ。


ううっ。

何が違うんだろう。

『カカオは食べても太らない』説で有名な、私の高校・大学の大先輩にあたる木村修一教授の授業でも、そんな話はなかったぞ(大学では実験ばかりしていて、多くの授業にはほとんど出なかったが、木村先生の授業は、ほぼすべて出席していた気がする)。


先生は、大平正芳氏(もちろん、私は直接お会いしたり、話したりしたことはないし、大平氏のようなクリスチャンでもないが)と並び、身内などを除いた方々のなかで、最も尊敬するお方である。


もし、私の記憶に間違いがなければ(最近、このへんが極めてあやしい)、チョコレートの季節による違いはないはずだ。


もし、保管・輸送以外の違いがあるとすれば、それは営業戦略の違いだろう。


バレンタイン・チョコは、日本では驚異的な成功を修め、今やクリスマスなどと並ぶ、菓子メーカーの最重要タームだ。


また、それは義理チョコをも含めると、正月のお年玉をもしのぐ国民的プレゼントイベントになっている。


おそらく、夏と冬のチョコレートの差異は、ほとんどないだろう。


せいぜい、溶ける温度を少し変えるために入れる添加物や、夏冬での日本人の味覚の違いを考えて、わずかに糖分の割合を変えるか、カカオ相場を睨みながら、その含有率を上げ下げする程度のはずだ。




しかし、これは機械的に見た話である。



どんなに砂糖いっぱいのチョコレートであろうと、本気で好きになった相手からもらったものが、義理チョコであるとわかったとたん急に苦くなる。


反対に、ラブラブの関係なら、焦げた味のする即席手作りチョコレートでさえ、途方もなく甘い。