あらっ?どこかで会いましたよね! | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

私は○○に似ているといわれます ブログネタ:私は○○に似ているといわれます 参加中
若い頃の私の顔は、最小公倍数的な顔だったのかも知れない。


というのは、初めて訪れた先々で

「あらっ?以前お会いましたよね
。どこでしたかしら」



こんな言葉を聞くのは日常茶飯事だった。


その超標準的な顔のおかげで、北海道をリュックサックと寝袋、わずかな小遣いだけで旅した学生時代には、ただで民宿にお世話になり、暖かいもてなしを受けたこともある。



礼文島香深、北の宿さま、その節はお世話になりました。



稚内駅前にある小美術館のようなラーメン屋さん。素晴らしい利尻富士の絵、ありがとう。

知床で釣った魚をくれた人、ありがとう。


ウトロでマイタケのシロ教えてくれた人、ありがとう。


実は海外でも、同じようなことが幾度もあった。


フランスでは

「アラン・ドロンに似てるわ」

なんて、言われたこともある。


そう言ったマダム(とは言っても、私と同年代)は、相当な美人で、英語、ドイツ語も堪能だったから、フランス語がほとんど話せない私は、大いに助けられた。

彼女がパリにいた頃は、ドロン馴染みの花屋で働いていたらしい。


彼女の主人は、日本人には理解できない寛容な人物で、

「あいつの為に、夕飯付き合ってやってくれ」


とか、


「一緒に映画に行ってくれ」


と、全く断る理由のない嬉しい依頼をしたものだ(彼はフランス語以外はほとんど話せなかったから、お互い身振り、手振りを交えての会話ではあったが)。



私はフランス、アイン地方(ワールドサッカーフランス大会のとき、日本人選手団が宿営したエクセ・レ・バンやローマの恋人オードリー・ヘプバーンの老年期のスイスの住み家、食の都リヨン、スキーのメッカ、シャモニーにも近いフランス東部地方)に着くと、真っ先に彼女の経営する丘の上のホテルを訪れたものだ。



さて、かつては地元で彼を身近で見ている人から、アラン・ドロンに似ている、と言われた私だか、



最近は、



私の許可なしに、

勝手に


髪の毛が抜けていき、





ユル・ブリナー


になる日も、


もう、すぐそこまで


来  て  い  る 。