遠隔操作できるロボットのアバターを用い、様々なサービスが提供されているようです。

 例えば、アバターが水族館内を移動し、アバターを介して遠隔地のユーザが水族館を楽しむとか(→日経クロストレンドの記事)、BBT大学ではアバターロボットを用いて卒業式をしています(→プレスリリース)。

 コロナ禍ということもありますが、コロナ禍ではなくても例えば、なかなか遠出ができない高齢者とか、体が不自由な方々にとってもアバターを用いたサービスの需要はありそうですし、ちょっと体験してみたい、といった需要にも応えられそうです。

◆雑感
 現状、アバターを介して得られる情報は、視覚から得られる情報、及び聴覚から得られる情報に実質的に限られると思います。中には、ハプティクス技術を介して触覚に関する情報もアバターを介してある程度伝達できるかもしれませんが、それでも力加減などの固有覚についてはまだまだ難しいでしょう。

 もちろん、リアルハプティクス技術も進んできているので、固有覚についても将来、アバターを介して伝達できるようになりそうです。

 しかし、味覚や嗅覚は、やはりアバターで伝えることは難しいでしょう。

 そのため、アバターを用いて提供する内容を、どのようにしてリアルな場と連携させるのかが、リアルとバーチャルとを相互作用させるためには重要な観点になってくるのではないかと思います。

 遠隔地から様々な知覚情報を伝える技術がこれから発展していくと思いますが、バーチャルがリアルに近づくのはまだまだ先のことだと思います。

 

 そのため、当面は、バーチャルでできることとリアルでしかできなこととを把握した上で、バーチャルとリアルとをうまく組み合わせたサービスを考えることが必要になってくるのでしょうね。


by KOIP

 

 

 

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