昨年まで、『Cha Tea紅茶教室』という紅茶教室に通っていた。今年になって、コロナ禍で密になってはいけない、ということで、お教室も中止となっていた。今は再開したかな? BLMとしては、今年はおさらいの年にしよう 無理やり知財に絡めて
2018年12月19日に開催されたテーマ『洋食器』。12月は、クリスマス雰囲気になるので、ちょっと時期外れだが、以下が開催の雰囲気写真(写真撮影了承済み)
この日は、以下の食器ブランドを学んだ。
というより初心者の身としては、まずは使わせて戴いた
・マイセン
・アウガルテン
・リチャード・ジノリ
・ロイヤルクラウンダービー
・ウェッジウッド
・スポード
・ロイヤルコペンハーゲン
・エインズレイ
・フッチェンロイター
・ヘレンド
・ロイヤルアルバート
(photo by BLM撮影。2018年12月19日 Cha Tea 紅茶教室にて。)
食器ブランドは、器に施された絵柄等やその形状といった、見た目の美しさだけではないのね、と興味
ティーカップの形状は、味や香り等に影響を与える。紅茶の微妙な味や香り等の違いを楽しみたいという人間の欲望は、紅茶の産地や茶園等によって味や香り、さらに水色が異なるところから来る、と思う。フレーバーティー、ブレンドティーも素晴らしい味や香り等が楽しめるけど、自然に限りなく由来するものを楽しむのが贅沢なんだろう。当然かもしれないが、中身(紅茶)あっての形状ということになるのだろう。
Cha Tea紅茶教室著「紅茶 世界のティータイム」((河出書房新社,2017)の、ティーカップの形状に関する記載を引用してみる(引用『』内。56頁)。
同書によれば、『私たちが「甘い、渋い、酸っぱい」など感じる味覚は紅茶液がふれる舌で感じ』るが、『特有の味を感じ取る部位(舌先は甘み、両脇は酸み、舌根は苦み)があり』、『カップの形状により口の中に紅茶液が流れる角度や液体の太さが変わることで、刺激される舌の部位が変わって、味が変化したように感じる』のだそうだ。
『口径が広く背が低いカップ』はどうだろう?
我が家の数少ない貴重なティーカップ、マイセン。これが該当するのかな?(同書にはロイヤルコペンハーゲンの食器の写真が例として掲載されていた。上記写真では、手前の左から二番目。)
Cha Tea紅茶教室著「紅茶 世界のティータイム」によれば、『飲み物を飲む際にカップを傾ける角度が少なく、紅茶液が太くゆっくりと舌の上を流れるため、渋みを感じる部位がより多く刺激され』るという。つまり、渋みが苦手なBLMとしては適さない? 又は、『渋みが特徴の飲み物』の場合は、それを楽しみたいのか避けたいのかで選択を考えるにがいいのであろう。
一方で『飲み物の色を透明感あふれるものにし、口径が広いことから香り立ちがとても豊かにな』るという。なるほど、試してみたい
(photo by BLM撮影。2020年5月31日)
『口径が狭く背が高いカップ』はどうだろう?
我が家で、日常使いしているお気に入りのロイヤルアルバートのカップ、これが該当するのかな?(同書にはロイヤルアルバートの食器の写真が例として掲載されていた。絵柄は異なるけど。)
Cha Tea紅茶教室著「紅茶 世界のティータイム」によれば、『飲み物を飲む際にカップを傾ける角度が大きくなり、液体は口の中にすっと流れこみ、渋みを感じる前に喉に流れていき』、『切れ味のよい、やや渋めの飲み物はおいしくいただける』が、『個性の少ないライトな飲み物はやや物足りなく、水っぽく感じることもあ』るという。
(photo by BLM撮影。2020年5月31日)
私たち(ワタシだけ?)は、ティーカップのみならず、商品の良し悪しを、ついつい値段やブランド名でのみで判断してしまう傾向にあり、それはあまりよくないことのように思い、知的財産法でも著名ブランド(著名商標)を特別に保護することが過剰行為のようにも感じるけど…。 今日のテーマのような、ティーカップを含む各商品とそれにまつわる様々な要素、いわば「〇〇の世界」があることを知ると、やっぱり、著名なブランドには、それなりの保護価値があるのかなぁ、と思う。
さて、そうか、と納得したところで、商標法実務のお仕事に戻ろう
by BLM
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