先般土曜の夕方、翌日のおやつを買いにコンビニへ。 ファミリーマートは閉まってました。人がいなければコンビニでも閉めるのありだと思います。ちなみにゴールデンウィーク中、住宅街の大岡山駅付近が、人が結構歩いていて、びっくりしました。表参道は逆に人が余りいなくて![]()
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足して2で割りたい感じです![]()
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『グラニースミス アップルパイ&コーヒー(GRANNY SMITH APPLE PIE & COFFEE)』(南青山店)がやってました。
(Photo by BLM, 2020.5.9)
知り合いが「ここのアップルパイ美味しいよ」と以前に言ってたのを思い出し、ワタシも店内で一回食べて美味しかった![]()
のも思い出し、テイクアウト。表参道で、一個400円(税抜き)は安いかも!? 人気の秘密はこの値段にもあるのかな?
翌日食してみるも、あぁ、電子レンジで一回温めて、トースターで焼けばよかった。手間を省いて、トースターのみ。中が冷たくてちょっと失敗。
見た目はいいでしょう? おうちカフェ頑張ってみました。
(Photo by BLM, 2020.5.10)
やっぱりお店で、美味しい食べ方で出してもらうのが一番いいですね。カフェ好きなBLMが、1ヶ月以上カフェでお茶してない![]()
早く日常が戻って欲しいですね![]()
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ところで、『グラニースミス アップルパイ&コーヒー(GRANNY SMITH APPLE PIE & COFFEE)』って、どこの国のお店かしら?と思ったのですが、2012年2月22日に、日本の会社が、世田谷公園付近で立ち上げたお店だったんですね(情報はこちらから)。![]()
どんなコンセプト、どんな想いでスタートしたお店なんでしょう?
『世界中で愛される様々なアップルパイをこの地でより多くの方々にご提供したい。』
『アップルパイを通してりんごの奥深い素晴らしさを広めたい。』
『北米では「おばあちゃんの味」の代名詞でもあるアップルパイ。懐かしさや温かさを感じることのできるアップルパイで人々に沢山の幸せを感じてもらいたい。』
『より多くの皆様に沢山にアップルパイを食べていただくことで、減少しているりんご農家の活性化に繋げ、おいしいりんごを後世に残していきたい。
『生産者の心のこもった安心で安全な食材を使っておいしいアップルパイを提供していきたい。』
とあります。
〈生産者に対して出来ること〉
りんご農家の減少を食い止め、美味しくて安心安全なりんご生産が報われる
りんごの奥深さや種類、特に各加工品に適した種類の生産や開発が報われる
↓ ↑
〈お客さんにとっていいこと〉
世界で食されているだろう種類含め、色々な種類のアップルパイが楽しめる
「おばあちゃんの味」を通して、懐かしさや温かさを感じられる
安全安心、美味しいという基本的な喜びを享受できる
以上を、商品・サービスとして具体化し、『グラニースミス アップルパイ&コーヒー(GRANNY SMITH APPLE PIE & COFFEE)』のブランドで届けるに至っている、ということなんでしょう。
ただ、同ホームページで、店舗スタートと同年に、『青森や長野のりんご農家の協力を得て』、『店名の由来にもなった青りんごの品種「グラニースミス」を植え始めました。』とあります。
但し、『日本では生産がとても少なく、手にれることは簡単ではありません。』とあります。
もっとも『「グラニー」とは「おばあちゃん」の意味でもあります。」とあります。
さあ、ここで、ちょっと商標法的な謎が浮上しますよね。“グラニースミス(GRANNY SMITH)”がリンゴの品種なら、商標登録をしようとする場合、商標法3条1項3号の「その商品の…品質、原材料、…又はその役務の提供の質…を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」に該当するのではないか? との疑問が生じます。
あえて、商標登録は今回調べませんでした。
というのも、同店は、同店ホームページによれば、世田谷、渋谷、南青山、横浜、西宮、二子玉川、と店舗を増やし、店舗ではテイクアウトもできる他、オンラインでも販売し、バーチャル&リアルな販売で統一した雰囲気・トーンのデザインで情報発信して、その世界観をつくりあげており、今更、『グラニースミス』は、アップルパイの原材料(りんご)の名称なので、飲食店やアップルパイに使用しても識別力がない、なんて他社が主張してもヤボというものだから。
(Photo by BLM, 2020.5.9)
同店ホームページには、『類似ブランドにご注意ください』とある。BLMとしては、類似品をWEB上で探してみたが、見つからなかった。うーん、センシティブな話は少々避けて、以下、一般論。
ただ、BLMの実務上日頃思っていることなのだが、本件に限らず、商標法上、識別力が低いため、第三者がビジネスで使用できる言葉であっても、追随するよりは、自分の想いを大切にゼロから事業を立ち上げて、オリジナリティのある言葉、というよりは、自分の言葉(例え識別力が低い言葉でも)で商標を考えて欲しいと思います。結果として事業の成功の確率は高まると思うからです。
by BLM
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