程よく緩くがちょうどいい ~ポルトガル少年サッカー育成現場から~ | ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~

ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~

2021年より、ポルトガルのクラブに入団し活動している11歳、8歳の息子たち。彼らの活動からヨーロッパの少年サッカーの現状と日本との違いなどなどを子どもたちの記録とともにお伝えしていきます!自身も日本でコーチとして活動していたので、気づくことが山ほどです。

サッカー選手になりたかったら毎日1秒でも多く練習だ!!

 

なんて思ったことありませんか?

まして、お子さんにそんな声掛けしたり…🤐

 

 

でも、それってどうなんですかねぇ…

毎日毎日サッカー、サッカー

で、緊張の糸がピンと張りつめていたら…

やっぱり疲れちゃいますよね…😵

 

 

まして、このブログでの主役は子どもですから

サッカーだけじゃなくいろいろなことやりたい!

で、出来るだけ色々やらしてあげたいですよね😊😊

 

 

 

ポルトガルでは、基本的に平日に週3回の練習

練習時間は1回あたり1時間半が基本。

練習の曜日はカテゴリーによって様々。

そして、土か日どちらか1日1試合のみというのが試合⚽

 

つまり、

平日週3日、週末1試合、トータル週4日

というのが

ポルトガルの子どもたちのサッカーの時間なんです。

 

 

ということは、平日2日&週末1日はフリー!

のハズなんですが・・・。

 

 

実は、我が家の二人の息子

二人そろって上のカテゴリーにも呼ばれ、

二つのカテゴリーに属している状態なんで、、、

 

 

二男は、これに+1日のため試合も含め週5日がサッカーデイ

で、長男に至っては

なんと週6日、つまり日曜以外フル活動になってしまっています😲

 

 

そして、、、

すっかり週4生活に慣れていた長男は不満たらたら…

 

 

毎日、走って戦ってサッカーサッカーサッカー!

という日々を送っていた父からすると

そんなんいい環境じゃん

 

 

まして

きれいな人工芝のフィールドで毎日夜9時まで出来る

なんてスーパー有難い環境

そんな素晴らしいコトある!?

 

 

なんて正直思っちゃいます😅

しかも月謝は不動の2,500円程!(笑)

 

でも、まだまだ12歳の子どもからしたら

そりゃやりたいことほかにも沢山あるんでしょうねぇ。

 

 

そこで、我が家が考えたのが

毎週どこかの曜日は休もう!

ということ✨

 

 

え、そんなのアリ??

 

 

と、日本人ならそう思いますよね。

でも

ポルトガルでは違うんです。

 

 

なぜなら、こういう状況

決して家だけではなく、ほかにもいます。

 

 

そして、その中の一人が堂々と

「毎日練習なんだけど、どうにかなんないの?」

とグループにメッセージ

 

 

すると、即座にコーチが

「じゃあ、〇曜日と〇曜日は来て、〇曜日は休んだら」

とこれまた堂々と提案😮

 

 

なんと、公式に、

そして個人的に休養日が設定されました(笑)

 

 

 

そんな風にして、ポルトガルの人たちは

決して力を入れ過ぎず、緩~くサッカーと関わっています。

 

 

でも、

そうして心の糸が緩い状態にあるからこそ、

緩めることも出来れば

スッと張りつめることも出来る。

 

言い換えれば、

大事な時にしっかりと力を入れられる

力を注げるんですね。

 

 

サッカー、サッカー、サッカー、

そんなにサッカーバカしていない国が

日本よりもサッカー先進国なんです。

 

 

程よく緩く向かい合う

大事なことですね。

 

ちなみに、我が家はビーチの目の前なので、

そんなときはビーチで遊ぶぞー🏝️!!

といった感じです爆  笑