ボールを蹴る環境 ~ポルトガル少年サッカー育成現場から~ | ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~

ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~

2021年より、ポルトガルのクラブに入団し活動している11歳、8歳の息子たち。彼らの活動からヨーロッパの少年サッカーの現状と日本との違いなどなどを子どもたちの記録とともにお伝えしていきます!自身も日本でコーチとして活動していたので、気づくことが山ほどです。

 

  どこでもサッカーサッカー

 

 

あけましておめでとうございます門松

 

どこでもドア

 

ならぬ

 

どこでもサッカーサッカーダッシュ

 

と、ゆーことで

 

ポルトガルでは、みんなどこでもボールを蹴っています。

 

公園🏞でも

 

ビーチ🏖でも

 

そして、

 

遊歩道🛣

 

なんかでも。。。

 

とにかく、大人も子供もみんなボールを蹴っています。

 

そして、なにより素晴らしいのは

 

それを許容する周りの環境OK

 

例えば、遊歩道でボールを蹴っていて、

そこら辺にいる人に当たってしまったとしても…

 

笑顔でボールを返してくれます✨

 

 

 

一番驚いたのはこんなこと↓↓↓

 

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夏にビーチでボールを蹴っていた二人組の男性。

 

夏真っ盛りなので、ビーチには多くの人がいました。

 

そんな中にも関わらず、彼らはボールを大きく空へ蹴り上げて遊んでいました。

 

日本人の自分としては見ているだけで他の人に当たらないかと冷や冷や…

 

と、

 

案の定

 

たかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁくキューン

 

蹴り上げたボールがビーチにいた60代くらいの女性に直撃しましたびっくり

 

すると…

 

蹴った男性は

その女性のもとへ駆け寄り、謝るとともにその女性の肩に手をかけ、笑顔で大丈夫かと声を掛けました。

 

そして、当たった女性もこれまた笑顔で

 

「びっくりしたぁ」

 

くらいの感じで笑顔で答えていました。

 

もちろん、何の争いにもならず、二人はその後も笑顔で何事か会話していました。

 

そして、

 

その後も彼らはボールを蹴って楽しんでいました。

 

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とまあ、こんな風にボールを蹴っているのが当たり前の世の中だからなのか、

 

ボールを蹴っていることに関して極めて寛容です。

 

まして、大人でもこの対応なので、

 

子どもに対してはみんな笑顔、笑顔。時にはそのまま一緒にボールを蹴り始めてしまったりおいでなんてこともあります。

 

もちろん、日本に比べ、そこかしこに広い土地があるのでボールを蹴りやすいのも確かですが…

 

結局、どこでもボールを蹴れるかどうかは、

 

周りの人の寛容さ

 

なのかな

 

と思いました。

 

俺も楽しむからみんなも楽しんで。

 

くらいの感じですかね。

 

 

 

 

 

こんな風に

 

普段からとにかくボールに触れる機会が多いのも

 

サッカーが好きになり、楽しみ、

 

そして、上手くなっていくための大事なプロセスですね。

 

 

本田圭佑さんも言っていましたが

 

どこへ行ってもまったくボールを蹴れない日本の環境。

 

少しでもそんな問題が解決してくれることを願うばかりです。