事件発生、その時保護者達は…
FIFAの規定により、しばらく試合から遠ざかっている子どもたち…。
そんな中、久々あったトレーニングマッチの試合中に事件が!
なにかというと、
まぁ、試合ではよくあることの一つですが
相手チームの子が勢いよくドリブルをしているところ
味方チームの子が粘り強いディフェンス。
すると、それを嫌がった相手チームの子が
ボールが自分から離れた瞬間、思わずディフェンスの子を両手で突き飛ばしてしまいました。
味方の子は眼鏡をかけていたのですが、
運悪く突き飛ばした子の手が目の周辺に当たったらしく、
眼鏡が吹っ飛んでしまい、そして当たり所の悪さで泣いてしまいました。
試合は、もちろん中断。
こんな時、コーチ、周りの大人たちは
どんな対応をするのかな?
普段から応援に熱心な保護者達なので、
ついつい熱くなってしまうのかな?
と、様子を見ていましたが、
結果としては、きわめて静かでした。
中断後、両チームのコーチが子どもたちのところへ行き、
倒された子を心配そうに介抱していました。
すると、思わず手を出してしまった子も
我に返り反省していたようで
泣いている子に必死に謝り心配していました。
そして、しばらくして突き飛ばされた子が立ち上がると、
そのあと起こったのは
周囲からの大きな拍手👏
事件が起きた瞬間は、お、大変だ!
と、思っていましたが、
この雰囲気に思わず感動してしまいました。
試合中なので、熱くなり、思わず行き過ぎた行動をとってしまう
もあると思います。
でも、そんな時でも、
その子たちの気持ちをしっかり理解し、
良かったところをしっかりとほめる。
つまり、思わずカッとなってしまいそうな場面でも
周りは極めて冷静に状況を見つめ、
失敗を責めるのではなく、
次へ繋げることのできる態度を自然ととることが出来る。
大人が本当に大人だな
と感じた一幕でした。
ちなみに、手を出してしまった子は、
その後、少しだけコーチと話し再びプレーしました。
そして、試合が終わると
倒してしまったこのところへ行き、心配そうにするとともに
しっかりと謝罪と
そして握手を交わしていました。
熱いハートを持つことはとても大事です。
でも、そこで思わずとってしまった行動を咎めるのではなく、
その後の反省も含めて
しっかり見守り
そして、
最後の行動までを含めてしっかり認める。
簡単そうで、難しいことだと思います。
それをさらっと出来る、保護者達のこうした対応も
選手を育てる大事な要素の一つ
なのかもしれません。
