FIFAの掟 ~ポルトガル少年サッカー育成現場から~ | ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~

ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~

2021年より、ポルトガルのクラブに入団し活動している11歳、8歳の息子たち。彼らの活動からヨーロッパの少年サッカーの現状と日本との違いなどなどを子どもたちの記録とともにお伝えしていきます!自身も日本でコーチとして活動していたので、気づくことが山ほどです。

 

  厳格化された”海外でプレーする”こと

 

 

少し前、今はソシエダで活躍している久保選手の件でも有名になりましたが、

 

思っていた以上に外国で子どもがプレーするのはとても大変です。

 

 

今月から、9歳、12歳の二人ともオフィシャルマッチ(リーグ戦)が始まりました。

 

でも、彼らはまだ試合に出ることができません。

 

 

 

 

それは、正当な理由があって滞在していることを証明しなければならないから。

 

実際、ちゃんとビザをもって理由もあり滞在していますが、

 

これを客観的に証明するため、

様々な書類を用意して提出する必要があるのです。

 

 

そして、お察しのとおり?

 

海外では、こうした事務手続きが本当にゆっくり。

 

 

幸い、彼らのコーチたちも早く彼らに試合に出てほしい

 

と催促してくれていますが、

 

事務局がなかなかのんびりふとん1

 

 

でも、これも一つの良い経験。

 

 

そんな中でも、子どもたちは自分たちでできることを探して

 

日々の練習を楽しんでいます。

 

 

小さな事やどうにもならないことにイライラしても仕方ない

 

それより、

 

今できることを楽しもう!

 

 

これも海外で学んだ大事な経験です。

 

 

 

実際、試合にこれまで試合に出れていなかった子も

 

久々の試合でびっくりするような成長をしていることもあります。

 

 

そして、そんな子たちは、

 

総じて

 

普段からサッカーを楽しんでいる

 

ように見えます。

 

 

育成年代(小さければ小さいほど)では特に

 

試合がすべてじゃないさ!

 

と教えられた気もします。

 

 

苦しいとき、もどかしい時ほど

 

実は成長のチャンスなのかもしれませんね。