そこから動けなくなった私は、
仕方がないので、
神宮の中に意識を集中してみました。
あまり書ける内容ではないですが、
これから政治も
大きく変わっていくことを
感じました。
総理が手を振るのが見えました。
規制解除された外宮には
どっと人が流れ込みましたが、
夫と合流した私達が鳥居をくぐる頃には、
参道はさほど混んでは居らず、
ただ歩いているだけで、
その気持ちの良さに
心が踊りました。
外宮に関して、
あまり期待をしていなかった私は、
あまりの気持ち良さと
フィット感(良い表現が見つからない)に
感動しながら歩を進め…
三ツ石をお参りし…
美しい川の御手洗場で再度身を清め…
正宮である豊受大神宮に着きました。
いつもなら空いている脇側で
お詣りをすますのですが、
その日は何故か中央にいたくなり、
数人の方がお詣りするのを
並んで待っていました。
自分でもびっくりしたのですが、
参道を歩いている時に何度も、
そしてここでもすでに
胸に込み上げてくるものがあり、
目頭が熱くなりました。
そして私には最近心に
引っかかることがあったのですが、
その答えをすでに受け取りはじめていました。
正直なところ、
大変失礼な話ですが
これまで豊受大神について
あまり意識を払うことがありませんでした。
食べ物の神様って、なんぞや？
ぐらいの感じに思っていたのですが、
ああ、この御神は、
豊かさの神様だったんだ
そして私はすでに
豊かさを沢山頂いているのに、
小さなことで
あれこれ胸を煩わせていたんだ
まだまだ本当に「全てを受け入れる」
という事ができていなかった
まだまだ傲慢にも
コントロールを手放せていなかった
そのことを「ただそこに在る」
だけで気づかせてくださる
この神様は、なんと大きいのか。
私が初めて豊受大神(として祀られている神)
に向き合い、
そのエネルギーを直に感じた瞬間でした。
とても人間的な温かみがありながらも
宇宙的で絶対的な包容力を感じました。
私自身、もっともっと純粋でありたい、
存在するだけでこれだけのことを
伝えられるこの神様のような在り方をしたい。
言葉も交わさずに、
一瞬のうちに
様々な気づきが私の中で
起きていったのでした。
その日、
子供達が神社内で
はしゃぎすぎるのを抑制するため、
Rには、
「今日は意識を集中して
しっかり神様とお話ししてみて」
と言い聞かせておいたのですが、
私の前でお詣りの順番を待っていた
Rが私の方に来ていいました。
ママ、神様の話し方って
変わってるんだよ。
へぇ、どう変わっているの？
あのね、
耳に聞こえてくるんじゃくて、
頭の中に、ふわって言葉が降りてくるの。
そーだよ、そうなんだよ。
そっか、普段は(私に)ついて来てるだけで、
そういうこと試したことなかったんだなと
気づき、ちょっと驚きました。
因みに、その日の夜に、
「神様と何を話したの？」
って聞いたら、
「平成について」と言うから、
興味が湧いてその内容を聞いたのですが、
子供って面白いなぁ、
大人の私とは全然違うなぁと
それにも新鮮な驚きがありました。
(絶対笑わないという約束で教えてもらったから、
笑いをこらえるのがちょっと大変でしたが
)
正面寄りにいた私からは、
白い御幌(御津ばり)が見えました。
前日に御幌ことをネットで知った私は、
「なるほどこれかぁ」
と興味を持って見ていました。
「あんなにピッタリしまっているものが
本当にめくれあがったりするのかな？」
と思いながらお詣りの順番を待っていました。
Rが先にお詣りを始め、
私も御賽銭を入れ、
二礼して正面を見たその時、
その御幌が舞い上がりはじめました。
ビックリして見ていると、
さらに大きくブワッと御帳が持ち上がり、
なかにあるものが見えるまで
高く舞い上がりました。
ただただ感動と
神様のエネルギーをダイレクトに感じ、
涙が溢れてきました。
