好きな作家の一人に野坂昭如がいる。毎日新聞に二週間に一度
連載される「七転び八起き」の記事に目を通しながら私の思うこと
を代弁してくれたよう気がして、なるほど・・・と思った。
すこし長くなりますが、かいつまんで引用すると。
「ぼくはロマンチストだ。子供の頃から養父の横でよく夜空を見て
いた。昔夜空はきれいだった。星を眺めて気分良く飽きることがな
かった。凍えた冬の夜空は星座が美しく、空にダイヤモンドをちら
したようだ。・・・・・・・・地球上にいろいろな変化が起きている。人間
の活動が地球の平均温度の上昇を招いた。しかしこれは一例。
古来より地球の気候は変動している。地球は熱かったり冷たかっ
たりするものだ。ぼくらは所詮「地球の一部」。どの周期に生まれ
てくるかでその一生が決まる。じたばたしてもはじまらない。
しかしここ三十年の変化を見れば差ははなはだしい。
人間の主人面がもたらしたこと。これが長く続けば人間は滅び
る。それもまた自然であろう。自然は誰にも逆らえない。天上の星
は変わらない。変わるのは人間だ。」
私が一番心に留めたのは「ぼくらは所詮地球の一部」、この言葉
でした。今まで幾度となく「人間も自然の一部」と、わかったような
ことをいってきた私、実はその実感は曖昧なままだった。最近そ
のことを身近に実感しつつある。
小さな人の成長は見ていて気持ちがいい。
春先に芽を出す新芽が若葉から鮮やかな緑の炎のように伸びて
いくように・・・。
朝、白い太陽が輝きを増しながら空高く昇っていくように・・・。
時々遊ばせる七ヶ月になった孫の成長をみていて、あぁ~世代
の交代をしているなあと思うことしきりです。
伸びきった鮮やかな緑もやがて色づき樹から離れていくように・・
太陽が真昼時を過ぎ西に傾き地平の彼方に落ちていくように・・。
自然は片時も留まってはいない。
孫と私、目覚めたばかりの太陽と、落ちていく太陽のような関係。
こうして自然の営みと同じように世代の交代は音もなくなされてい
く。「人間も自然の一部」。
自然は自然に任せて然り、そう納得したのです。
きょうの一曲はアーチー・シェップのテナー・サックスを中心とした
カルテットのジャズ演奏から「ネイチャー・ボーイ」です。
アーチー・シェップ・カルテット,



















