母サンタ、今年はなかなか苦戦しました。
何故ならば、これといって欲しいものが本人たちに無いから!
普通は欲しいものなんて溢れるほどあるだろうに、うちの人たちはちょっとしたもの(100均のシールとか毛糸とかマステとか画用紙とかお菓子とか)ばかり欲しがって。
プレゼントに適した価格帯のものは特に無いし、かといって欲しい!って言ったのが前回のお高い自転車だったり。
サンタ、あんなデカブツをこっそり用意して保管しておくことなんて不可能。
うちは実家義実家が遠方でクリスマスは特に何も貰わないので、サンタからのプレゼントのみだとちょっと物足りないかなと思い私からのプレゼントも別で用意しています。
数千円レベルで何か無いのかぁ〜。
11月頃からちょこちょこ聞いて、ようやく次女からは
カービィちゃんのおうち
のキーワードを引き出せたので、そちらは店舗にて購入。
ちょうど良く近所で売っていたのを遠い記憶から引っ張り出して行ってみたら割引でした。よしっ。
2人も以前NintendoのイベントでSwitch2を堪能していたので、私からは2は無理だけどカービィとマリオカートのソフトを進呈することにしました。
手持ちのソフトはだいぶ遊び尽くして、他は体験版ばかりやっていたので。
あとは長女へのサンタ枠。
するとついに欲しいものを聞き出せたのですが、
〇〇くん(某マイクラ実況系YouTubeチャンネルに登場するキャラ)のぬいぐるみ
だと。
えっと…
そんなものは売っていない。
チャンネル自体はそこそこ有名でキャラグッズ販売もやっていた時期はあったんですけどとっくに終わっているしメルカリ類にも出品があまりない。
あっても躊躇う高額。
ぬいぐるみなら他にもいっぱい持ってるじゃないかと言うと、どうやら寝る時に抱っこして枕元に連れて行きたいらしい。
だからキーホルダーとかアクスタじゃなくて、ふわふわのぬいぐるみをご所望。
そうか…
無いならば
作ってみせよう
プレゼント
というわけで急遽ハンドメイド!!
といっても、ぬいぐるみが作れるほどの腕前も時間も無いので代わりに思いついたのがダイカットクッションです。
ただの丸とか四角じゃなくて、キャラの輪郭に沿って縁取られてるやつ。
ダイカットにすれば多少は人型感が出るし、キャラのイラストがあれば自宅のインクジェットプリンタで布に印刷できます。
業者に依頼すれば作ってくれるところもあるけど、自分で描いたイラストじゃないと権利的にNGなはず。
自宅で私的に楽しむだけならば二次利用は大丈夫で、寝る時に使うというのならば公の場には出ていかないのでダウンロードした画像を利用することにしました。
※二次利用で作ったものは公の場に持ち出したり写真をSNSに載せるのもダメです。
使うのはこちら。
白地の布に直接印刷できるタイプです。
アイロン転写だと割れや剥がれが起きるかもしれないので、表のメインビジュアルはこれで。
使用例も猫ちゃんのダイカットクッションですね。
こんなのを作っていきます。
それから裏面にはこちら。
これはアイロンで布に貼り付けるタイプです。
キャラのカラーが赤なので裏面を赤い生地にすることにしたのですが、無地だと寂しいなと思ってチャンネルに登場する他ミニキャラたちを散りばめることにしました。
赤のような濃い色の場合は鏡像にせずそのまま普通に印刷してアイロン貼り付けすればOK。
どちらの用紙(布)もインクジェットで普通紙として印刷します。
我が家のプリンタ、使えるのですが何故かローラー跡が付いたり黒いインクの塊が用紙に飛び散ることがあって💦
布や転写用紙は1枚あたりが普通紙とは比べ物にならない価格なので、事前に念入りにローラー等中の部品を掃除して(これで1時間かかった)普通紙でサイズやレイアウトをよーく確認して、いざ本番。
掃除の甲斐あって、無事に汚れ無しで印刷できました。
左が表、右が裏。
あとは右のイラストを裏面用の赤い生地にアイロンで貼り付けて、2枚を中表で縫い合わせたら裏返して綿を詰めれば完成です。
新生児の頃に作りまくったスタイと全く同じ手順。
ならば出来るはず!!
表面は生地が薄くて色の発色があまり良くなくて中の綿が透けそうだったので、真っ白な生地を間に挟んで3枚重ねにしました。
素の状態だとこんな感じで裏の市松模様が丸見えで。
白い生地で白の濃さを補うと発色良く見えます。
仕上がりが
表面プリント布
白い生地
綿
裏面アイロン転写した赤い生地
この順になるように重ねて縫って。
縫い終わり時点。
ダイカット、というには余白がありすぎなのですが
裏面のキャラ配置が表面より幅広くなってしまったのでこんな事になりましたw
あーあ、だから風邪看病の日にこういう細かいサイズ調整を時間かけてやりたかったのにぃ。
裏面の足元はスッカスカだし。
余白とか一切測らないでやり直しもしなかったので幅がめちゃくちゃなあたり酷い仕上がりだけど、もう仕方ない!
いいよ、誰かに売るものじゃないし!!
最後に綿をひたすら詰めて詰めて、返し口を手縫いで閉じたら完成です。
所要時間はプリンタ掃除と証拠隠滅の後片付け込みで図面用意から始めて6時間でした。
突貫で間に合わせただけでも頑張ったよ…!
モザイクすると綿詰めた後の膨らみ具合が分からないですねw
周囲が膨らんだ分、詰める前の画像より細くなってます。
こんな感じで、ペラペラの布がしっかり厚みを持ったクッションになりました。
ダイカットクッションというより松茸かエリンギのような形状の小型抱き枕といった感じです![]()
触り心地は布にプリントした方は本当に布そのもので印刷部分は触っても全く分からず、アイロン転写した方はTシャツとかによくあるツルッとした感じです。
うちの子、よくぬいぐるみをほっぺにギューってつけて愛情を注いでいるので直で印刷の方が顔に触れた時に違和感なくて良いかなと思いました。
洗濯するものではないので耐久性は重視しなくて大丈夫だと思いますが、一応布や印刷部分は洗濯可のものにしてあります。
このクッションとこのチャンネルが出版したなぞなぞ本、それからファミマプリントで推しキャラが出るまでガチャして出したカードを全部詰め合わせにしてプレゼント完成!!
※ファミマのコピー機で出来るランダムプリントサービスで、L版の写真用紙に書き下ろしイラストが印刷されて出てくるサービス。
1枚¥300。ヒェッ。
さらにキャラ1人あたり通常とシークレットの2種がある。
そこそこ回したけど当然コンプならず。
L版カード、2人分欲しいので1枚をさらに自宅プリンタで写真用紙にコピー。
コンビニでL版写真コピーだと80円くらい?するので自宅の方が絶対安いし、仕上がりもそこまで大差ないです。
100均で写真保管用透明フィルムケースに入れて。
そして別途メッセージカードを同じく写真用紙に印刷。
吹き出し型に切って、のりでフィルムケースにペタリ。
こうすれば大事なカードにのりが付かない👍
どっちがどっちの分なのか判別できるように、もう1枚ずつ本人たちの写真もプリントして同じケースに入れて。
これでツリーの下に配置しました!
最近は私が夜中に起きてトイレに行くと子供たちが気づいて必ず起きてしまいます。
物音に敏感。
夜中にサンタがこっそり来るのは難しくなってしまったので、自宅に居ない保育時間中にもう着いてしまうという慌てん坊サンタ設定でした。
子供たち、帰宅すると
え!?なんで!?
ママがやったの??
ううん、ママ今日はおうちじゃなくてお外でお仕事だったから違うよ(迫真の演技)。
※雨だったので全身雨装備&大荷物リュック姿。
普段は在宅勤務なので登園降園は手ぶら。
そっかぁーとあっさり納得![]()
ふっ、チョロい。
実際のキャラ設定としても、人助けしたり走るのが早かったりハチャメチャだったりするので慌てん坊サンタ代行がピッタリ。
イブの夜はプレゼントのクッションを抱いて無事にクリスマスの夜を平和に過ごせました。
ふうー、これで大きなミッションがひとつ終わりました。
自分のリラックスタイムはだいぶ捧げましたが子供の笑顔はやはり宝物です。












