ダースベイダーとバットマンロビン
私が映画に夢中になってる頃、
ダースベーダーとバットマンロビンは、
米国民の注目の的となってTVで白熱した議論を交わしていた。
他国の人には判らないかも知れないが、
ダースベーダーとバットマンロビンとは、
副大統領と副大統領候補の、
チェニーと、エドワーズの事だ。
「様々な経験」豊かで策略化のチェニー。
それに対して大統領候補選に今一歩の所で落選し、
甘んじてケリー政権下での副大統領候補として
名乗りを上げたエドワーズ。
若くてハンサムではあるが代議士としての経験も浅く、
ケリーの法律顧問だという印象が拭えず、
(法律顧問は別に居るんだけど)
バットマンのママコのロビンに似てる所から、
この名前が二人に付けられた。
グッドネーミング!!
討論会が始まる前は副大統領討論会は軽視されていたが、
先日の大統領討論会でのブッシュの失態振りが、
副大統領討論会の方へと目を向けさせた。
ブッシュが駄目でも、チェニーがしっかりしてさえすれば、
ブッシュに投票してもいいかな?という浮動票が、
一斉に動向を探り出したのだ。
影の大統領と呼ばれて久しい、実力者チェニー。
一方「副大統領職を甘んじて受けたママコ」
というイメージが強く、仲々拭えなかったエドワーズ。
しかし、討論会ではこれも一変した。
落ち着いて声のトーンを保って話してはいるものの、
終始俯き加減だった。
一方エドワーズは溌剌とした若さを強調する様な衣装を纏い、
はっきりと力強い口調でハキハキと応答し、
ケリーとの関係はとても円満だという印象を与えるべく、
何度も「ジョン・ケリー、ジョン・ケリー」と会話の中に含み、
いつもカメラに目線を投げて真逆の反応。
そして討論会終了後も来場している観客に、
眼もくれる事も無く袖に下がるチェニーに対して、
観客に手を振り軽く対話を持つ様な仕草をするエドワーズ。
ケリーのタダの法律顧問といった、
エドワーズの印象は、ぶっ飛んだ。
米国民の「ブッシュで無い誰か」に対する期待は、
一層加熱されたと感じた。
そしてイラク戦争の調査委員会の報告が発表された。
今年の大統領選は、益々面白くなってきた。