ユルユルする日
このところ晴天に恵まれている。
何とも見事な秋晴れだ。
こんな日は海でも見て、ボーーーーーーーーーーッとしたい。
って事で、大好きな海へ!
早速冷蔵庫を開けて作り置きのパン生地を出して、
成型して歯を磨いている間暖めたオーブンへ。
15分程でパンが焼けるので、
その間に詰める卵を茹でて、
微塵切り玉ねぎ+マヨ+和辛子+パセリで味付け。
ツナ缶の水を切り潰して、カラーペッパーの賽の目切りと和える。
スモークサーモンにレモン汁を掛け、ケイパーと和え、
玉ねぎを薄切りにして微塵のと一緒に水に晒した。
その頃に、オーブンがチンッ!!と鳴った。
一気に冷やす為に網に置いて、ベランダに置いた。
玉ねぎが晒せた頃にパンを取りに行き、
ナイフで切込みを入れ具を順に挟んで一口大に切り分け、
二つのパック詰めた。
でかいトートバッグに2つのサンドイッチ、ペットボトルの水、
サングラス、そしてカメラとサリンジャーを詰め込んで、
14 St.から地下鉄に乗り、小一時間。
夏の間は人出も多く本当に忙しい場所だが、
ビーチ沿いの海の家や遊園地が閉まってしまうと、
この辺も一気に寂しくなってしまうが、
ゆっくりしたい人がそれとなく集まってくる場所なのだ。
相方と来る時は車で、一人で来る時は電車で。
駅に着いた列車のドアが開いた。
ゲートを出て強い日差しの下に出る前に、
サングラスを掛けた。
私の大好きな海は、地下鉄で簡単に行けるコニーアイランド。
10月に入ったので、もうビーチ沿いの遊園地は今季終了。
しかしここは年中人出が絶えない。
直ぐ傍の水族館で年中様々なイベントが有り、
長い長いボードウォークを皆が散歩しに来るからだ。
犬を連れて散歩している人、
子供を乳母車に乗せて日向ぼっこしている若夫婦、
散歩しながら年寄りが孫に言葉を教えたりしてる。
長い長いボードウォークに設置された、
駅側寄りの4人掛けの長椅子に荷物を置いて座り、
2時間程人や風景を眺め、
昼になったのでサンドイッチを食べようとした所に、
子連れの若い母親が相席を求めてきた。
母に連れられた女の子は3-4才位で、
お母さんの持って来たペットボトルの水を飲んでいたが、
お腹が空いていたらしく、私のサンドイッチを凝視していた。
「なんていう名前なの?」
「レイチェル」(英語風に。当たり前だけど)
「幾つ?」
「...(笑)」
「4才になったばかりなの」と母。
そして母と互いに自己紹介し合い、水族館に来た事を知った。
「お腹空いてる?」
「...(俯く)」
「いいのよ、気にしないで食べて」と母。
作り過ぎて余分に持って来たからと言いながら手渡すと、
有難うといって受け取り、一緒に食べた。
マヨ卵はアメリカであまり見ない具なので、
作り方を聞かれたから教えたりして、
1時間程過ごして笑顔で別れた。
その後カメラを手にボードウォークを東の方へと歩き、
寂れた雰囲気の海の写真を何枚か撮り乍ら端に着いて折り返し、
ランチを摂った椅子の辺りへ戻って来た。
それからまた長椅子に掛け、本を読んだ。
1冊読み終える頃には、夕日が傾いていた。
本をしまい、いちごみるくの飴を舐めた。
太陽はゆっくりとじわじわ沈んでいく。
水平線にじわりじわりと吸い込まれていく丸い輪郭は、
余韻を残して口の中の飴と一緒に消えていった。
一日中、何もしないこの幸せ。
なんて贅沢なんだろう。
だけど、明日は分刻みで時間に縛られている。
次の機会は、まだ判らない。
Coney Island/NY Aquarium
F/Q line
NY Aquarium/W 8th St.