N e w  Y o r k B l o w -NYでもタコ焼きを焼く英国人へ- -488ページ目

ピンクリボン






今日からマンハッタンの、
タイムズスクエアの看板のの群れの中に、
巨大なピンクリボンの看板が現れた。
日本でも今年辺りからメディアで紹介されている、
乳がん防止キャンペーンの一環である。

アメリカには260万人もの乳がん患者が居り、死亡率も高い。
早期発見して細胞の一部を除去するだけの人、
病状に因れば乳房温存手術を出来る人も居るが、それは一部で、
乳房を完全に除去する人も、乳房の1/2-1/3を除去する人も居り、
死亡しなくとも乳房を何らかの形で除去する事に因って、
様々な精神的ダメージが辛く圧し掛かる事が多く、
鬱病になったり、それを苦に自殺する人も多い。
なので西洋では術後、カウンセリングを受ける事になっている。

女性は普通に二つ有る筈の乳房が、
無くなる事を考えた事が有るだろうか。
そんな女性は滅多に居ない。
内臓の様に見えない場所なら兎も角、
生まれ乍らに備わった眼に見える身体の一部。
それが無くなったらどう思うだろう。

それは、女性としての一番のシンボルである。
男性にすれば、...である。
完全に除去されたり、一部を抉られる様に除去されるのだ。
何とも思わない人は、誰一人居ない筈だ。

私は英国人の相方を得て暫くしてから、
喘息の持病があったから身体の事を話した。
その時に、他の病気の事も併せて話しておいた。
何処と無くずっと一緒に居る人だと、感じていたからだ。
何か有った時に頼れるのは、事実この人だけなのだ。
すると相方は「乳がんは?」と検査をしているかを訊ねた。
その時、西洋での乳がん人口の比率が多い事を実感した。

毎年10月になると、女性に関する商品を扱う会社が、
乳がんキャンペーンに合わせて関連商品を出す。
判り易いのは、クリニークの口紅セット等である。
この乳がん基金の設立は、クリニークを擁する、
エスティローダーグループ役員の、エヴリン・ローダー。

この乳がん基金はピンクリボン活動を通して、
早期発見や自己発見の難しい乳がんの自己検診と、
定期検診の大切さをアピールし、
周囲の人々に乳がんに対する認識を促す事を目的としている。
エスティローダーグループは、傘下の各ブランドで、
10月の1ヶ月間、ピンクリボンや自己検診カードを配布し、
乳がん早期発見の大切さをより多くの女性へとアピールしている。

今年のキャンペーン商品は、冒頭の口紅パレット。
売り上げの一部は基金に寄付される。
この活動を知り、私は何個も毎年キャンペーン商品を、
クリスマスプレゼントとして早めに購入している。
どの道1ヵ月後にはクリスマスプレゼントを探さなければならないし、
人混みを掻き分けて買い物するよりは楽だという事も手伝っているが、
この活動に賛同して頂ける方は、是非、
女性は勿論、男性も、自分用若しくはプレゼント用として、
毎年10月に発売されるピンクリボン商品を購入して下さればと思う。

世界20都市の25もの有名な歴史的建造物が、
一斉にシンボルカラーのピンク色にライトアップされる。
NYのタイムズスクエアのピンクリボンは、
「Sticking up for breast cancer research」
というコピーと共に、3Mとcity of hope cancer centerの名の下、
なんと7万5千枚のピンクのポストイットを貼り付けている。
(因みにこのポストイットはスーパースティッキーという強力版)
ポストイットがくっつく事から、
このキャンペーンにくっついて欲しいという意味で、
キャンペーン参加を訴えている。

またこれを機に、女性は自己検診か病院での検診を、
男性は、パートナーに乳がん検診受診を強く強く勧めて欲しい。
密かに忍び寄る乳がんは、自覚症状が出た頃には、
殆どが手遅れの状態だからだ。





【今日のリンク】

 クリニークキャンペーン商品(上記写真はアメリカ版の配色)

 タイムズスクエア
 43-45 street + Broardway
 プルデンシャルの看板の有る方向の左手。