【旧ブログからの転載(2020.8.25)】
先日読んだ本の記録です。
サムライブルーの料理人~サッカー日本代表専属シェフの戦い(西芳照)
先日の出張の移動時間に一気に読みました。
当初読むことなんて考えてなかったのですが、図書館でたまたま目に入って借りてしまいました。
ご存知の方も多いかと思いますが、著者の西さんはサッカー日本代表の専属シェフです。
遠征時に食事が合わずに調子を崩す選手が多かったため、日本人のシェフを帯同することになったそうです。
2004年のアジアカップから日本代表への帯同をはじめ、ワールドカップは2006年から帯同しているとのことです。
今回の本では2010年の南アフリカワールドカップの話までが書かれています。
スタッフ目線からの日本代表の話、非常に楽しく読むことができました。
日本代表の躍進には、西さんなどのスタッフの活躍があるということを思い知らされました。
栄養バランスを考えることはもちろん、南アフリカワールドカップのときは高地での試合が多かったため鉄分を取ることを意識したなど、細かな気配りが日本代表躍進の一因になったのではと思います。
日本人シェフが帯同するということは、現地で日本食を中心に作るのかと思っていたら、必ずしもそうでもないようです。
これは正直予想外でした。
現地の料理や食材を活用したり、また現地のシェフから料理を学ぶことも多かったようです。
逆に西さんから現地のシェフに日本食を教えることも多かったそう。
このような経験が、西さんの料理人としての引き出しをより多くしたそうです。
人と交わることで成長するというのはどの世界でも当てはまることだと改めて実感しました。
ちなみにこの本が出版されたのは2011年4月で、東日本大震災の直後です。
西さんは福島県出身であり、また普段はJヴィレッジのシェフとして勤務しています。
東日本大震災後は非常につらい思いをされたのではと思います。
しかし、西さんはその後の遠征でも帯同し、今回のワールドカップでも帯同されたようです。
今回の決勝トーナメント進出には西さんの活躍もあってこそでしょう。
2010年以降の話もぜひ読みたいですね。