その教えはいつしかキリスト教と名前を変え、
その教義が変化していったということは、
何回か前の blog に書きました。
実を言うと、キリスト教の拡大に伴い、
名称や教義の変遷に加えて、
Christian 達の中では更にもう一つ、
大きな思想的変遷がありました。
それは、
「選民意識」の変遷です。
ユダヤ教においては、選民とはユダヤ民族という、
人種としては Arab 系の血を引く人種でしたが、Rome、
そして Europe の国々にキリスト教が広まっていくに連れ、
白人という一つの特定の人種が
「神から選ばれし者達」
であるという考えに変わっていったのです。
ローマを初めとして、
世界の様々な国々でイエス様の像が造られましたが、
その顔はほとんど皆白人です。
イエスにまつわる映画や物語を見ても同様で、
イエスは白人として描かれています。
最近「Noah」という映画が公開されましたが、
その映画に出てくる Noah も白人で、
白人を除く人類が滅んだという Story になってます。
今この時に、このような映画が上映されたことは、
「背後に深い意味がある」かも知れません。
Europe 人達は Africa や中南米を侵略していきましたが、
それらの地域に住んでいた人々の多くは、
未開の地で生活をしていて、
侵略者達にとってはそのような原住民達は、
半人半獣の如き存在のように感じられました。
そんな経緯もあって、彼らは
「有色人種は白人に支配される為に神が創られた」
という意識をますます強くしていきました。
Europe 人達がおこなった世界侵略は、
「白人種による世界支配」という要素が濃く、
キリスト教と聖書さえもが、
人民支配の道具として使われていくようになりました。
彼らが聖書を使って、
どのように原住民達を支配したのか、
例を挙げておきたいと思います。
聖書の初めには、
人類始祖の Adam とEve の物語がでてきますが、
その後、彼らの息子の Cain と Abel が、
神様に供え物をするという記述がいきなり出てきます。
あと、「レビ記」などにおいても、
供え物に関する記述が多々出てきます。
「『金、銀、銅、真珠、宝石などを捧げるように』
と、神が仰せになった」とか、
「牛、鳥、羊、ヤギなどの肉を焼いて捧げよ」
とか書いてあります。
その捧げ物である肉は祭司に捧げ、
焼け残った肉は祭司が食べるとか、
また、肉を捧げる時には、
Wine も一緒に捧げなさいと神が仰せになったとか、
そんなことまで
「神のみ言」
として大真面目に書いてあります。
つまり、祭司は神の命令に従って、
Wine と一緒に Barbecue してたわけです。
こういったの聖書の記述を用いて、Europe 人達は、
神は捧げ物を要求する神であることを強調し、また、
イエス様が命まで捧げてお前達を救ったんだから、
お前達も何か捧げないといけないと原住民達に説き、
「神の使い」である Europe 人達は、
原住民に「捧げもの」を要求したはずです。
例えば金品や労働力とか。
或いは南米の原住民労働者に金 (gold) を採集させ、
取れた金は、Europe 人が収奪するとか。
つまり人間目線で見れば、
「搾取の正当化」
が行われたことになります。
また、「安息日を聖とし、
その日は働いてはいけない。」
という記述が聖書にありますが、
これは、逆の意味で捉えれば、
「七日の内六日は休まず働け。」
ということになります。
未開の原住民達には、
決まった労働時間などという概念は無く、
自分達が食べていける分だけ働いていたと思いますが、
この聖書の記述によって、労働日数や労働時間は、
労働者が決めるものではなく、使用者が決めるもので、
休みは使用者の恩恵によって与えられるものだということを、
支配者達は原住民達に教え込むことができます。
また、イエス様は
「天に宝を貯えなさい」
と言われました。
このみ言の意味は、
「金持ちは貧しい者達に富を分け与えなさい」とか、
利他愛や奉仕の実践をしなさいという意味だと思いますが、
支配者達にとっては、このみ言も
「使えるみ言」でした。
支配者達は労働者達に、
「この世の富には価値が無い。
貧しくとも清く正しく生きれば、
死んで天国へ行けるのだ。」と言って、
労働者を安い賃金で働かせることが可能になるからです。
Europe 人達が Asia に向う頃には、
彼らは侵略と植民地支配を smooth に行う手法と、
それらを正当化する logic をも構築していたことになります。
世界の多くの国々が Europe 系白人種の支配下に落ち、
残るは Asia、特に広大な中国を彼らが手に入れれば、
彼らは世界植民地化に大手をかけることになります。
世界植民地化まで後一歩と迫ったその時、
1543年、一隻の Portugal 船が、
日本の種子島に漂着します。
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