生き残るのは環境対応のT型フォード作れる会社=ホンダ | Reuters
>1回目はホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)の近藤広一副社長に話を聞いた。ロイターのインタビューに28日応じた近藤副社長は、自動車産業にとう汰の時代が訪れたと語る。世界的に生産能力が需要を上回り、どの国の市場でも競争が激化。そうした構造の中でビッグスリーは低迷したと分析する。この時代にメーカーが生き残るには、環境対応技術を磨くことが欠かせず、ハイブリッド車や燃料電池自動車でT型フォードのような大量生産システムを確立する必要があると指摘している。
こういう話を聞きたかったのです。この時期にいいことをいってくれました。
> 「日本では税込み200万円を切りたいと考えているが、『インサイト』の基本コンセプトは、ハイブリッドシステムを積むことで生じる上乗せコストを、
3─4年かけてガソリン消費量の抑制で相殺すること。ガソリン価格が1ガロン3ドル程度ならペイするが、1ドルや2ドルでは厳しい。T型フォードのように
大量に売れるようにするには、顧客にもっとメリットが出るよう、技術的なブレークスルーが必要だ。ホンダも早く作れと言っているが、取り組まなくてはなら
ない技術領域は、まだまだ多い」
石油価格下落は自動車にとってはガソリン依存をやめられないということになりますからね。消費者の意識も変わらない。
しかし、石油枯渇を考えると、この時期に取り組むべきなのですが。
さてビッグスリー問題については
>ビッグスリーがチャプター11(米連邦破産法11条)の適用になったら私たちも困る。12月2日が米議会へ再建策を提出する期限ということで、どのような
策を出すのかわれわれも興味がある。現地で取り引きのある部品メーカーのうち、15─16%はビッグスリーを主要顧客としている。1つでも部品が欠ければ
自動車は作れないので、(ホンダが)部品メーカーに財政支援をする可能性もある。ディーラーも、ビッグスリーの販売店とオーナーが一緒のケースがあり、販
売にも影響が出る。
ただし、政府の救済については
>国際競争力を失っても生き残るというのは資本主義の原理原則に反するし、競争上は公正でないと思う。しかし、自動車は一国の基幹産業であり、雇用を守ることも考えると仕方ない。ただ(支援を受けても)その後にずっと(事業を)続けていけるかどうかは疑問がある。
なんだ、結局仕方ないなの?