ディープなフランスからごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。
ご縁をいただき、ありがとうございます。
早速ですが、本日も前回の
に続き、こちら🔽の動画からの考察で
日本人の不安と孤独の根本原因3
前回、日本では教育費が高いことが原因で、家庭内に嫌な価値観が生まれやすい状況にあるのでは?と思ったお話を書きました。
今日は動画内でお話しされている、共同体にまつわる日仏の違いを書きたいと思います。
家庭が崩壊すると、家は居心地が悪くなる為、家の外に心地良く感じられる場所を求めます。
一番近くにある共同体として、自治会や町内会が挙げられますが、日本で、それを拠り所にしている人は、どのくらいいるでしょうか?
本当はうまくいっているのかもしれませんが、海外に伝わってくるのは揉め事がほとんど💦
家庭以外に居場所を求めた先で、犯罪に巻き込まれてしまったり、地域のお祭りが騒音とされたりと、ニュースを見る限り、残念な状況にあるように見えます。
フランスでは、キリスト教の教えからか、共同体はじめ、相互扶助が、大方よく出来ていると思います。
統計によると、フランスの離婚率は50%前後。
数字の上で、家庭は崩壊しています。
共同親権の為、子どもは両親が別れると、それぞれの場合により異なりますが、普段は母親と暮らし、隔週で週末を父親と過ごす、あるいは2週間ごとに、父母の家を行ったり来たりするなど、父親と母親の間を行き来しながら成長します。
時間の経過と共に、それぞれの親に新しい相手が出来て、同居するようになったり、また別れて、次の相手が出入りするようになったり、子連れ同士の再婚もあるあるで、子どもたちはかなり変化に富んだ家庭環境で育ちます。
それもあり、子ども達は、精神年齢がとても大人だと感じます。
家庭は崩壊していても、大きな括りで家族仲は非常に深く、祖父母も子育てによく関わるので、子どもの孤立を懸念する話は、あまり聞いた事がありません。
フランスでは、卵や調味料などをうっかり買い忘れた時、ご近所に借りに行くことがあったり、人手が足りない時に助け合ったりするのが当たり前で、ご近所とも良い関係を保とうとするのが一般的なスタンスです。
また、大型ショッピングセンターは、昔からある商店街の経済を脅かすことを、他の地域の例を見て知っていて、無闇に建設されない為、今でも小さな市町村の商店や朝市が健在で、地域の社交場となっています。
買い物に会話は必須で、とても温かい雰囲気があります。
ディープなフランスに引っ越して、この秋で2年になりますが、出会った人々は皆、夫が単身赴任中の私を心配して、家族のように接して下さっています。
フランスの暮らしは、日本と比べると、かなり不便ですが、人間同士の血の通った繋がりが感じられ、資本主義に脅かされているのは、あまり感じられません。
とは言え、私は、日本でも近所付き合いの濃い環境で育ちました。
両親が経営するスーパーが商店街の真ん中にあり、住まいもその上にあったので、小さい頃から絶えず人の出入りがありました。
特に昭和40年代、地区内の子どもが多く、商店街のお祭り、自治会の旅行や運動会などが毎年行われるほど共同体に活気があり、ご近所さんとは2、3日顔を見なければ「久しぶり」というほどで、街全体が大家族のような雰囲気がありました。
大人になってから都会で過ごした数年間は、ご近所さんとは喋るどころか、不思議なくらい偶然会うことも一度もなく、近所付き合いはゼロだったと言えます。
日本でも、古くから地域に根ざしている所では、今でも共同体が機能しているだろうと想像しますが、そうでない地域の方が多く、家庭が崩壊した時、近所に拠り所がない人が大半ではないでしょうか?
それでも、日々なんとなく平和で、特に疑問にも思わない、日本にいる時の私はその一人でした。
今こうして、日々ちょいちょい不便なことが起きるフランスで暮らしてみて…
▶︎不便だからこそ共同体が機能し、そこに人間的な温かみが生まれるらしい
▶︎生活が便利になればなるほど、温かい人間同士の関係を壊してしまう🔽
▶︎資本主義が人間関係を壊してしまう
と実感しています。
そして、家庭崩壊による悪循環🔽
にハマらないように、自分が心地良く感じられる共同体を複数見つけることも大事ですが、やはり、最も大事なのは「家庭」が崩壊しないように、家庭を整える事が一番だと思います。
というわけで、次回は、フランス人を見て学ぶ家庭の整え方を、お伝えしたいと思います。
それでは最後に、お祈りです。
毎日のたくさんのお力添えとお導き、そしてお守りをありがとうございます。
世界の一人でも多く、1日でも早く、平穏無事に過ごせる日が来るよう、最高最善のお力添えとお導き、そしてお守りをお願い致します🙏
ではまた次回、A la prochaine !ア・ラ・プろシェンヌ!