*日本人の不安と孤独の根本原因2 | *Blay典子の世界日記*

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四半世紀のリゾート暮らしを卒業後、ディープなフランスで生活しています。父が他界した2004年から始めたスピリチュアルな学びや、浮世離れした日常から見えて来た世界、多文化の中で学んだ事、フランスの田舎暮らしなどなど、私の世界のお話を綴っています。

 ディープなフランスからごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。

 

ご縁をいただき、ありがとうございます。

 

早速ですが、本日は前回の

 

 

 

 

に続き、こちら🔽の動画の考察で

 

 

 

日本人の不安と孤独の根本原因2

 

前のブログで、激動の昭和を生き抜いた両親のことについて書きましたが、改めて色々思いを巡らせてみました。

 

祖母も両親も「本当に辛い経験だったから、話したくない」と言い、戦争体験を語ることは、ほとんどありませんでした。

 

が、養老孟司さんが仰っていた「8月15日を境に何もかもが一転した」という言葉から想像すると…

 

敗戦を経験した日本人全員が、心身ともにぶっ壊され、何を信じていいのかわからなくなった。

 

その時はとにかく、目の前の生活を立て直すのに必死だった。

 

子ども達に、食べ物や洋服をはじめとした物を揃えてあげることが第一で、人生目標を教えようにも、何がいいのか、何が確かなのか、完全に見失っていて、教えることは不可能だった…。

 

深い傷を負った世代を親に持つ私たち世代(現在アラカンです)は、人生における目的を教わっていないのでわからない。

 

その次の世代、次の次の世代も同じこと。

 

敗戦から80年を迎えようとしているのに、いまだにその負の遺産が受け継がれてしまっていたことに気づき、愕然としました。

 

GHQが「日本人を骨抜きにすること」が目的だったと聞くと、今の日本は、まんまとその思惑通りになっていることになります。

 

これは、日本人の誰一人望んでいないことだと思うので、気づいた人から、気づいた日から、一人ひとりが少しずつできることをして、旧来の日本人を取り戻し、日本が良い国に変わっていったらいいなと思います。

 

 動画に戻ります。

 

日本人の不安と孤独の根本的な原因とは

 

「家でも学校でも、人生における目的意識を教わっていないこと」

 

で、60年代(高度経済成長)あたりからの「家庭崩壊」が関係しています。

 

家庭が崩壊すると🔽

 

 

こうならない為に大切なのは「根をいっぱい張ること」だと、浜崎さんが仰います。

 

「根をいっぱい張ることが出来れば、AがダメでもBがある、BがダメでもCがある、CがダメでもDがあると、多根的なものがあれば、隷属する必要がなくなる。

 

例えば、ここがダメだったら、嫁さんのところに帰ろう、もしくは友達のところに行こうとなる。

 

プラス、そこで話していることが充実している実感があれば、そっちを基礎にして、他方で戦える。」

 

そして、川嶋さんが

 

「一つの根の代表として、地域の共同体があげられる。

 

そこでは、家族内で「夜ごはん、1,000円ね」と言わないように、外側の通貨とは別の価値観がある。」

 

と仰っています。

 

 私はこれを聞いて、ふと思いました。

 

それは、日本では家庭内で、嫌な価値観が生まれやすい状況にあるのではないかはてなマークということです。

 

フランスの教育費は、高校までは完全無料で、大学の費用も年に数万円の登録料だけ。

 

勉強は、ほぼ本人まかせにしている家庭が多いように見受けられ、日本のような学習塾はありません。

 

高校卒業時に受けるバカロレアの資格を取得すれば、基本的には希望する大学に入学することができます。

 

が、フランスにおける大学とは「学問を極める場所」で、初年度で学生の半分が脱落すると言われるほど厳しいそうです。

 

少し話がそれましたが、以前、教育者であるフランス人の友達から「国の将来を担う子どもたちの教育が、無償であるのは当然だ」と聞き、深く納得しました。

 

 日本では、世帯年収に占める在学費用(子ども全員にかかる費用の合計)の割合は、平均約15%だそうで、教育が一大ビジネスになってしまいました。

 

また少し話がずれますが、日本では、今や恋愛さえもビジネスになってしまっています。

 

もとい、そんな日本で起きていがちなこと(あくまでも、私の想像です)🔽

 

 

教育費を出す親は、自分(親)の価値観で「我が子の為に一番良いに違いない」あるいは「私が出来なかったことをして欲しい」と思う道を歩ませたく、子はそれに従う。

 

でも、ある日、子どもはそれは自分(子)の本心ではなかったと気づく。

 

でも、高い教育費を出してもらっているし…チーン逆らいづらく、正直に言えない。

 

親は、自分の望み通りにならないと「あれだけしてやった(お金をかけてやった)のにムキー」という気持ちになりやすい…

 

高い教育費が、家庭崩壊の一因になっていないでしょうか?

 

教育費に親の負担が必要のないフランスから見ると、その存在が、親子関係を複雑にさせてしまっているように思えてなりません。

 

そして、教育費の負担がなくなったら、もっと楽しく子育てができそうだし、少子化をはじめとした大切な問題が、結構解決されるような気がしますニコニコ

 

 というわけで、だいぶ長くなったので、この続きはまた次回。

 

最後は、お祈りです。

 

毎日のたくさんのお力添えとお導き、そしてお守りをありがとうございます。

 

世界の一人でも多く、1日でも早く、平穏無事に過ごせる日が来るよう、最高最善のお力添えとお導き、そしてお守りをお願い致します🙏

 

ではまた次回、A la prochaine !ア・ラ・プろシェンヌ!