新国立劇場 小劇場。
8/26ソワレ(初日)観劇。
座席は下手バルコニー席。舞台上に多少見えないエリアは発生しますが、個人的にはいい席でした。

物語の基本は『現代版 王子とこじき』。
チラシはアラビアンですが、アラビアンな話ではありません(笑)

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歌に芝居にダンスに殺陣と見所満載の超エンターテイメント系舞台。

眩しいもの、真っ直ぐで綺麗なもの、かけがえのないもの。
日常生活の中では素直に信じられない・感じない、そんな気持ちが強く胸を打ちました。

公演中につきネタバレ感想は自主規制。ただし以下の役者ミーハー話には微量のバレが含まれますのでご注意を。










清水さんとタイソンさんはやっぱり凄い。そして前説も大好き!

ON/OFFの二人はファミリアの時より更にうまくなってる!
また舞台でお目にかかりたいと思いました。
本業歌手なのは承知してるんですけどね(笑)

久々に美貴ちゃんが観られて嬉しかった!
彼女がソロで歌うシーンはうるうるしました。
本編はおしとやかな役ですが、カテコはカッコイイ感じ!

悪い人たちがステキ。
ハンドマイクのオンステージ状態には爆笑しました。

押田さんはいつもながらキュート。劇中劇、ちゃんとした形で観てみたいです。

マスター、拍手するタイミングを掴めなくてごめんなさい。
ハケる時の小芝居がいろいろ楽しかったです。

舞台の装置が面白い。
なるほどこういうやり方があるんだなあと感心してしまいました。

予定詰まりすぎで無理なのですが、できればもう一回観たい!と思いました。
世田谷シアタートラム。
8/21ソワレ(初日)観劇。
座席は前よりの上手より。

井坂幸太郎さん原作の小説が原作。
その中でも「死神と藤田」という部分の舞台化。
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キャストが凄くうまくはまっていました。
特に死神二人(香川さんと省吾さん)の「人間ではない」事が窺えるシーンが面白い。
この作品においては死神の見かけはただの人なので、常識とズレていたり微妙な特殊能力を持っているくらいしか見分けるポイントがありません。
そこで生じる人間達(ラサールさんと中川さん)との噛み合うようで噛み合わない会話や、微妙な空気が面白い。
BGM無しで無言なシーンがちょこちょこあるのですが、それが逆に凄く訴える力を持っていて魅力的。

歌ったり踊ったりする派手な舞台や、リピーターを当て込んだネタをガンガン仕込んでくる舞台も好きですが、そういうものが何も無くてもただそのエネルギーだけで魅せる舞台は格別だと思います。

あ、舞台で本当に水を使って雨を降らせているのなんて初めて観ました。
その他にも舞台上に本当に魚が入った水槽があったり、コンポや冷蔵庫があったりと具体的で凝ったセットでした。

若干台詞が聞き取りにくい場面もありましたが、「上質の舞台」という感じで面白かったです。
ついに千秋楽終わってしまいました(T_T)

最後の座席は一階やや後ろセンターより上手通路近く、ぶっちゃけるとナリさんが『虹』で立ち止まったあたり。

初演初日から追いかけてきただけに感慨はひとしおです。

あの頃は声優さんやファンを意識しすぎていたのかガチガチだなと思ったけど、回を重ねるたびに小ネタ仕掛ける余裕がでてきて、『舞台版のキャラクター』も確立されて本当に魅力的になったなあと思います。

カンパニー方式の舞台である以上公演が終了したら即解散は当たり前の事なんですよね。
こうやって同じキャストで二年もやってこれた事の方が驚くべき事だし個々にはこれからだって映像や舞台で観られるのに、なぜかこれを書いてる今でさえうるっと来そうになります。

このカンパニーに出会えて、その成長をつぶさに観られたことは本当に幸せ。
みんな大好き。
ずっと続いて欲しい気持ちはもちろんあるけど、縛られずいろんな所で活躍して欲しいのも本当の気持ち。
そしてまたいつか、聖地イベントのオマケでもなんでも構わないから、再び出会えたらいいなあと思います。

……感謝祭が待ち遠しいけど来てほしくない。
だって本当に最後の最後になっちゃうんだよ!?


ああ、もう、自分どれだけ好きなんだと絶賛自己突っ込み入ってます(苦笑)