8/27ソワレ(初日)観劇。
シアターグリーン
座席は後方下手より。
段差の大きい階段席なので後ろでもよく見えました。
内容はタイトル通り土佐勤王党・岡田以蔵の話で、武市との出会いから志士として活躍し処刑されるまでを描いた物語。
----------------
個人的には今年3回目の幕末もの。
戦国時代もそうだけど、歴史の中で、後世に名を残す人物が綺羅星のごとく居並ぶ時代は本当に魅力的。
基準になる視点を変えると見えるものも変わるので面白い。
「BARAGA鬼」が新撰組、「幕末のドリ府」が幕府(薩摩・長州も少し)、「空の境界」が土佐だったので、そういう意味でも面白かったです。
舞台や小説における歴史はあくまでフィクションだと思ってますが、フィクションだからこそ描き出せるものが大好きです。
それはさておき。
以下わりと言いたい放題書きっぱなしの上、ネタバレありにつきご注意を。
オープニングでダンスがない代わりに殺陣メインのオープニングアクト(?)がありました。
フォーメーションが格好いい!因縁がある間柄だとすれ違い方も意味深だったりして面白かったです。
土佐弁は意外と不自由しませんでした。
不自由しないように作ってあるということもありますが、自分が観た土佐勤皇党絡みの作品が3本目ともなれば慣れますって(笑)
殺陣指導の田井さんはもちろん、空木as植田君の逆手の殺陣が凄い。
だけど役柄のトーンはバタエフェのヴォリンのまんま。何故に!?
たまたまそういう役をふられただけだと思うので、思い切り傾向の違う役を演じてるのを観てみたい!
田中さん、時代モノ似合う!
何となく和装のイメージがなかったので、意外で素敵でした。
しかしネタシーンだけとはいえ、オカマっぽいキャラはデフォルトなんだろうか?
可愛くてカッコイイのに色物どんとこい!なのは大歓迎なんだけどね……。
着流しっぽい着方をしている時は着崩れてなんぼだと思います。
だって色っぽいんだもん!
今回でいえば、久保田君とか久保田君とか久保田君とかさ!(^_^;
暗転が多いせいかストーリーが細切れで印象が弱くなってしまった感じがする。役者はいいのにもったいない。
バタエフェもそうだったのでエンディングが2Ver.あることも含めて、BeWithプロデュースの特徴なのかもしれないと思いました。
泣かせ所満載で、随所でウルウルしてるのにラストは泣けませんでした。
多分、以蔵があまりにも主体性の無い人物に見えてしまったことが原因かな?と思います。
今回は片方のバージョンしか観ていないので、もう一つのバージョンがどうだったのか気になります。
とういかね、ファントマ『幕末狂刀伝』が大好きすぎて霞んでるのかも。
ぶっちゃけ『空の境界』のキャストで狂刀伝が観たいです(笑)