面白かった!
正直、最初は2000年Verのキャストの面影がちらついたりしたけれど、断然ばっちり面白かったです。

凄く力業で、無理を通して道理を叩き潰すような部分もあるんだけど、ふとしたシーンが凄く印象的で素敵だったり、とにかく熱量が魅力なので是非とも劇場で体感して欲しいです。

シャトナーさん脚本の舞台を観るたびに、圧倒的な言葉とエネルギーの渦を使って、語りたい事の輪郭を掘り起こしているようだと思う。
舞台上と客席のいわば共同幻想で作り上げられる不可思議な事象の魅力は格別なのですo(^-^)o

29日まで川崎ラゾーナプラザソルで公演中なので、お時間あればぜひに!


ちなみに私は千秋楽もチケット確保済み。
まだまだ伸びる舞台だと思うので期待してます!

*再追記:いろんな人にペタしてみました。この期待が伝わりますように。




以下ミーハー感想というか、とりあえず叫んでおきたい事につき閲覧注意。ごく微量にネタバレあり。




誉めてばかりじゃん!と言われると思いますが、駄目だと思ったところはアンケートに書きました。今難ありだと思っても進化する舞台だと思うので。
公演が終わってネタバレ解禁したら、もう少しつっこんで書こうと思います。

ねじ伏せるようなパワーとしょーもないネタがとにかく好き。
いっぱいの愛を込めて「バカだなぁ」といとおしい感じ。

懐かしく、でもちゃんとその人らしい個性が出ていて楽しかった。

ピスタチオと言えばとにかくインパクトのある人が多かったのでどうなるかと思ってたけど、ぜんぜん心配無かった。

やっぱりシャトナーさんの作演出と大和さんが好き。

遠山生徒会長が、かつんかつんとやってくるシーンが好き。

なんだかこう、滝下さんが無駄に色っぽい…?

三賢人と四天王がかなりツボ。役名を覚えきれなかったけど三賢人の女の子の設定に吹いた(笑)

改稿でいろいろ変わっている事に時代を感じた。うん、歳がばれる(苦笑)
でもWORLDから追いかけてる身としては、こうして作品が上演されることが懐かしくも嬉しいのです。



以下追記。


パッションさんは意外なほど素敵な俳優さんでした。

HGの住谷さんといい、猫ちゃんといい、芸人としてはあんまり好きじゃないんだけど役者としては好きな人が結構います。もう本当に俳優としてやっていけばいいのに。


生音すごい。キーボードとバイオリンとパーカッション。

聞いたことのあるクラシックのメロディでするっと聞こえるんだけど、うまくはまってると思う。


飛龍小学校ゆえに、半ズボンとランドセル。やけに似合う(決して小学生っぽく見えるという意味ではなく、違和感がない)人がちらほら。でも、芝居の中でみるからそう思うのであって、普通にその格好ででてきたら引くだろうなあ。


また追記するかもです。
4月~GWに観たものの覚書。

*コントンクラブ4
 ハレルヤさんがいないのは物足りなかったけど、間が絶妙で面白かった。ショートストーリーも1みたいに笑えるんだけどちょっとほろっとさせるものが多くて嬉しかった。
まあ制作が同じだからある程度は仕方ないけどABCネタは微妙。でも「ロザリオ」のパンフはしっかりゲット(笑)
ABCは去年のあれから続き物になったんですね。裏だけなら観たいけど表は去年と同じような内容・クオリティならぶっちゃけチケ代を下げて欲しいなぁ…。

*少年ハリウッド
 思わずリピったくらい好きです。面白いけどうるっとして、劇中劇のライブで盛り上がるという一粒で二度と美味しい構造にやられました。
ライブのためにペンライトやうちわ持ち込み可だったのですが、ちゃんと役名で作ったものを持ってきている方がいて感動。会場販売はしてないのにペンライトも結構な人数が持ってきていたし、コール&レスポンスでも役名をコールしたりと観客が積極的に楽しめるのはすごくいいなぁと思いました。

*陰陽師
 歌は素敵。キャストも悪くない。でもストーリーが納得いかないので、もやもやする。アンケートにがつんと書いちゃったのでこれ以上は書きませんが。

*堕天・神殿・遅咲きの蒼
 ANDENDLESSの三部作(?)。メインは新撰組土方歳三で、堕天は新撰組が華やかな時期から近藤さんが処刑されるあたりまで、神殿がその後から土方さんが亡くなるまで、遅咲きの蒼は全てが終わった数年後の生き残った隊士たちがメインの物語。ちなみに私が観た順番は堕天>遅咲き>神殿。
熱くて哀しくて、笑いのシーンも多いんだけど、とにかく泣ける。物語としては遅咲きが一番好きだけど、堕天の以蔵と太夫のシーンとか神殿の相馬ちゃん(あえてそう呼びたい!)・遊梅ちゃん関係のシーンとか、一さんと沖田君とか、ラストとか、好きなシーンは山程あります!
初アンドレで、なんでもっと早く出会えなかったのかとくやしくなるくらい面白かった!
あ、歴史上の人物の名前がたくさんでてきますが、女性になってたり一般的なイメージとは違う設定だったりするので変な先入観は捨てて観るべきだったと若干後悔。
でもでも、あの舞台を生で観られたことは本当に幸せ!
ガストン・ルルー氏はオペラ座の怪人の原作者です。
どうしてこんなタイトルにしたかというと、私がオペラ座好きで今年はそれが下敷きの舞台が3本もあるからなのです。


ひとつは言わずと知れた劇団四季「オペラ座の怪人」in京都。
ウェーバー卿の音楽も好きなのですが、舞台美術が大好きです。
オーバチュアから本編へ入っていくときの転換や地下迷宮の燭台、シャンデリア…っ!
ストーリーには謎が残るものの、ファントムの苦悩に心が痛くなります。
未見ならぜひ観るべし!


2つめは宝塚歌劇団の「ファントム」。
タイトルは知っているけれど観たことがない(というか、宝塚自体行ったことがない)のですが、ずっと気になっている演目です。
検索してみたところ、昨年ACTシアターで上演された大沢たかおさんのファントムと同じみたいですね。
こちらのストーリーはいまいちぴんとこないのですが、キャリエール(解雇される支配人)とかカルロッタの恋人(?)とかの活躍が好きです。
一度興味本意で足を踏み入れたキャトルレーヴですらキラッキラだったので、メインの煌めきはいかばかりかとワクワクしています。


そして3つめ。
StudioLife「ファントム ~語られざる物語~」
スーザン・ケイの「ファントム」という小説の舞台化です!
この小説自体ががストン・ルルーの小説を下敷きにして、色々肉付けされているのでかなり毛色が違います。
どんな舞台が繰り広げられるのかすごーく楽しみ!
是非とも耽美な世界を期待しています!


そしてタイトルの言葉に戻ります。
世界中の様々な人を虜にしているのものの核は彼の産み出した幻想です。
土台となる物語を世に送り出してくださった原作者に心からの感謝を。



さて、LOVE NEVER DIEが国内で上演される日はくるかしら?