※※※本編の内容・ネタバレを含んでいます。ご注意ください。※
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みなさまこんばんは!
満です♪
ギルバート・レッドフォード(CV/森久保祥太郎)
五人目の攻略キャラは、ヴィスコンティ一家の我らがボス・ギルバート!!
老鼠の楊に攫われそうになったところへファルツォーネ・ファミリーがリリィちゃんを取り戻そうとして、さらにオルロックによってその場を逃してもらえた。
カオスな状況でリリィちゃんは道端で会ったギルバートに助けられ、優しい彼の温情を信じてそのままヴィスコンティ一家でお世話になることに。
リリィちゃん自らが身を寄せることを選んだのってギルバート√が初じゃないかな?
ベストな選択肢も自立しててしっかりしたものだし。
そういうのもギルバート√らしさが出てる気がする。
老鼠とファルツォーネに狙われている彼女(ファルツォーネはどちらかといえばリリィちゃんを守ろうとしてるだけだけど)を匿うことはヴィスコンティにとってメリットばかりではないと思う。
それでも、困っている女性ひとり守れない男がヴィスコンティのトップを務めることなんか出来ないと断言するギルバートがカッコよかった。
男の中の男って感じがするね。
ヴィスコンティ一家の顧問弁護士兼ギルバートの友人であるオリヴァーは、マフィアとして型破りなギルバートにお説教したり、ツッコミ役。
ボケとツッコミの応酬があって、ヴィスコンティは賑やかだなぁ。
一章の終わりでギルバートが逮捕される衝撃展開が起こってそのまま二章になった流れも引きが良く目が離せなかった!
ギルバートが逮捕されたのは軍警察からの命令で贋札の容疑だったんだけど、我らがギルはもちろんそんなことしていなかった。
つまり冤罪なわけだけど、軍警察は何かしらの理由で贋札の犯人としてギルバートを逮捕しようと狙っているらしい。
逮捕されても冷静かつ明るく振る舞い、リリィちゃんのこと気遣ってくれるギル優しい。
そもそもそんな容疑が出るのは、ブルローネに実際に贋札が出回っているから。
物流や交易で栄えているブルローネに贋札問題があれば金に対する信用が落ちるし、途中でやってきたオルロックが言うには3ヶ月以内に事件を解決しなければ教国はファルツォーネから手を引くと言っているし、どちらにせよこのままではブルローネはおしまいになる。
そこで、ギルバート、ダンテ、楊3人揃っての会合でこの贋札問題について話し合った結果、真犯人を見つけ出し自体が収束するまでは、3組織協力し合うことに。
こういう普段は敵対している者同士が共同戦線を張るって胸熱だよね!
そしてひょんな流れから、リリィちゃんとダンテ、ニコラ、楊はお互いに呼びタメで仲良くしていくんだけど。
ダンテやニコラはまだしも、ギル√のリリィちゃんにとって楊は寝込みを襲った怖い人だから、俺のことも呼び捨てでいいと彼から言われても困っちゃうよね。笑
リリィちゃんが困るの分かっててからかう楊と彼女のやり取りが面白かったです。
なんだか、こういう展開もギルバート√らしさがまた出てる気がした。
自体を落ち着いて受け止めて三者で協力していくのが、フレンドリーで寛容なギルらしさ溢れた展開だなと。
贋札問題のために街の人達に話を聞いたり、怪しいカジノで怪しい人と話したりして情報収集をしつつ、ファルツォーネや老鼠に赴いて親睦を深めたりした。
ファルツォーネでは、鍵の乙女と聖遺物にまつわる事情を教えてもらってダンテの真意がリリィちゃんとギルに伝わり、ふたりもダンテに共感(と同意)と感謝を示すことで打ち解けられた。
また、贋札の件で本国が疑わしいから探るというのがどうなったかを楊に聞きにいって、ギルが楊の食べ物を許可なくパクっと美味しく食べて、楊の毒気を抜くというかペースを崩して緊張感が解けた。
リリィちゃんもギルから促されて、"私も飲茶を食べてもいい?"的なことを聞いて、楊が呆れたようにOKくれて、もうすっかりバチバチ感がなくなったのが可笑しかったです。笑
楊を自分のペースに巻き込んじゃうなんてギル凄いよ!
さらにマフィア嫌いのロベルトとも、ギルが市民の揉め事を収めた上に、お互いに街を思って守っているから持ちつ持たれつだとロベルトの気持ちを汲み取り心を寄せたので、ロベルトも真犯人のヒントをくれたりした。
ギルはコミュ力高いし、自分も人も認められて良い人だなぁ。
リリィちゃんもギルの力になりたい!と発起して、重要参考人とのカジノ対決で自ら賭けの対象になるのを了承したり、カジノで会合ができなくなれば教会を話し合いの場に提供したり、出来ることは何でもする精神と気丈さを見せた。
ギルにとてもお似合いの女の子だと思うし、彼がリリィちゃんに惹かれていくのも分かる。
恋愛だけでなく同志って感じもする。
こうした交流や捜査の甲斐あって、軍警察よりさらに上層の者たち、しかも複数の国が関わっている可能性や、贋札の型の製造人を突き止めたり、順調に犯人に近づいていった。
ギルの眼帯の秘密も明かされたけど、大人になってから抗争で失ったんじゃなくて、子供の頃の怪我だったんだ…。
しんどい過去なんだけど、ギルバートは幼い頃から守る側だったんだなと思った。
捻くれず人を守る気持ちを持ったまま、ヴィスコンティのボスになって、ここまでこれたって本当に凄いよね。
そしてギルがこうしたことを打ち明けたのをきっかけに、リリィちゃんはギルへの想いに気付けて両想いになれてよかった。
ギルを超意識してあたふたしちゃうリリィちゃん可愛かったし、ギルったら彼女が自分を好きだと分かってていつ自覚してくれるのか待ってたなんてずるくて良い男〜!
真犯人はカジノの支配人ディレットーレだと目星がつけられた。
私の中じゃ、職業の垣根を超えて、ギルの友人として尽くしてくれるオリヴァーさんへの好感度高かったので、彼が黒ずくめの男たち(コ○ン?)に追われる場面はひやっひやしました。
オリヴァーとギルの頭脳が冴え渡った裁判シーンも面白かったです。
裁判が行われつつも、老鼠は工場、ファルツォーネはカジノを抑えていって、3組織のそれぞれの動きが次々と場面切り替えで表れて、そういう映画みたいな演出も華麗だった!
結果、それぞれ首尾よく成功し、勝訴したギルとリリィちゃんがカジノに駆けつけてダンテと合流。
贋札騒動の犯人だったディレットーレはカジノを爆破して雲隠れしようとするも、炎に囲まれながらも捕まえにいったギルの姿がアメリカ映画のヒーローみたいだった。
今回はニコラが亡くなってしまったのがめちゃめちゃ哀しいけど…、ストラノ地区のルカが助かって、3組織は以前よりも仲良くなれてかなりのハッピーエンドを感じました。
ギル√すんごく楽しかった〜!
グッドエンドではディレットーレは行方知れず、ニコラも生死不明になってしまったものの、平穏を取り戻したブルローネ。
ゆくゆくはアメリカに進出したいと考え書類に夢中になっていふギルにリリィちゃんが拗ねたように、でも笑顔で抱きついているスチルがもうめちゃめちゃ可愛かった!
バッドエンドはここまでやってきたピオフィ無印のバッドエンドの中で一番悲しかったかもしれない。
ギルが軍警察の酷い暴力を受け、証拠を捏造されるなど卑劣な手を使われ裁判に敗訴し、オルロックは死に、ルカも亡くなってしまう。
誰よりもお互いのことを想い合っているのに、お互いの身を守るために離れなければならないのは辛い…辛いよ…。
せめて最後にと、ふたりを会わせてくれたオリヴァーの優しさにも泣いた。
やっぱりギルとリリィちゃんは共に在るべきだなと改めて思った…!