※※※本編の内容・ネタバレを含んでいます。ご注意ください。※※※


みなさまおはようございますクローバー
満です犬しっぽ犬からだ犬あたま


ここ数日、アクセサリーを着けたくなっています指輪
基本的に一年のうちに数える程しかアクセサリーを身に着けなかった自分ですが、ハマっている漫画の影響で小洒落た気分になっていますアイシャドウ笑"
でも、こういうおしゃれもやっぱり楽しい香水























































姫空木(VC/立花慎之介)
月光組を率いる五光のひとり、華詠。
穏やかで皆に優しく振る舞う。





感想。



すごい 男だった。







今回も、みことちゃん・姫さん・蛟さんの三角関係にはなるのですが、不思議と泥沼感はなかった。
姫空木マジック。

蛟さんとの図書館の件でパートナーを選び直す場面で姫さんにすると姫空木ルートスタート。
姫さんの場合は、だいぶ穏便に事が進んだ印象。
みことちゃんが姫さんを期間限定パートナーに選んだ理由が彼女曰く、蛟さんは罪悪感を抱えていてもう一度組める状態ではなく、蛟さんが尊敬しているいろはさんは今回のことで蛟さんを叱責しているのでまずい、唐紅はちょっと…ということで、姫さんなら安心と思ったらしい。
妥当な消去法だったかなと思うけれど、それは姫空木さんなら安心安全という、信用はしているけれど異性としては見ていませんというふうに彼に伝わってしまって、一瞬切なげな様子を見せる姫さんになんともいえなかった。

姫さんは蛟さんと親友なので、みことちゃんとパートナーになったこと、それは期間限定で最終的には蛟さんにみことちゃんをお返しすることをすぐに打ち明けて安心させたので、蛟さんがヤンデレることはありませんでした。
よかったよかったと思うと同時に、蛟さんのヤンデレ見たかったなぁ…と思った自分。←
ところがどっこい、蛟さんに負けず劣らず、いやそれ以上かもしれない、姫さんのヤンデレ展開が待っていた…!
特に、姫さんに気を遣って内緒で蛟さんと連日遅くまで資料整理をしていた件。
疲れて眠ってしまった蛟さんにみことちゃんが「蛟さん、好きです」とささやかな告白をしていたところに、姫さんからメールが来る場面がすごかった。
この姫さんからのメールには、「どうして?」とひとことだけ書かれてあった。
それだけでも結構ぞわりと来たのですが、みことちゃんが怪訝に思ったのも束の間、すぐに後ろから「どうして?」と畳み掛けるように姫さんの声が。
振り返ると、いつもにこやかなのに、超真顔で立っている姫さんの姿。
怖い、普通に怖い。
これホラー映画?って内心冷や汗かきました。

姫さんはこれまでずっと、みんなのお姫様のように扱われてきました。
品行方正で周りの人々に心を配る、思いやりがあって無害なお姫様です。
姫さんはみことちゃんに実はひとめぼれしていたけれど、そのあとすぐに蛟さんが彼女のパートナーに選ばれたので弁えていたんですね。
やっぱり切ない…。
それに加えて、最初にパートナーに選ばれなかった運命、みことちゃんの蛟さんへの強い想い、自分はみことちゃんの心の領域に入れてもらえなかった悲しみが爆発したのだろうか。
もう、異性として見られない存在=お姫様でいたくない、とみことちゃんを超能力のようなもの(みことちゃんを金縛りにしたり、自我を奪ったりできる?)で、彼女を自室に拉致監禁。
綺麗な真っ白なドレスを着させて抱っこをしながら、みことちゃんをまるでお人形のように愛でる姫さんは完全にヤンデレ化してました。(歓喜)

それにしても、ここまで蛟さん、唐紅、姫さんとルート進めてきましたけど、どの人も告白の内容がなんというか、直球というか、笑う場面じゃないんだろうけど思わずちょっと笑っちゃうくらいセクシャル的にストレートな告白をしてくるのが心に残っている。

姫さんルートの終幕では、うつろひに取り憑かれてクレイジーになって逃走した姫さんを追いかけて、姫さんとの唯一のふたりだけの思い出の場所・公園に迎えに行くことになります。
ここで蛟さん同伴か、みことちゃんひとりで向かうかでエンディングが変わる。
ひとりで行くとヤンデレの極みエンド。
もうひとつのエンドは、蛟さん同伴で姫さんと華アワセをして勝利すると、姫さんは最期に正気を取り戻すけど亡くなってしまい、蛟さんは華園を退学して彼と結ばれることはない。
けれど、華園を卒業して再び公園にやってきたみことちゃんの元にいろはさんが現れて、ある物を渡してくれる。
で、ここがもう個人的にはすごく名シーンなんです。
そのある物というのは、姫さんが公園の砂場に埋めていた携帯。
そこに残されていた未送信のメールをみことちゃんが確認するとそこには、

『天地の 底ひの裏に我がごとく 君に恋ふらむ 人はさねあらじ』

という和歌が残されていました。
和歌が得意でないので速攻でGoogle先生にお聞きしたところ、『世界中のどこを探しても、私ほどあなたを想っている人はいない』というような意味でした。



……うわーっ!!なんだこれなんだこれ!やばい本当に切ない!!



徹夜で蛟さんと資料整理しているみことちゃんのことを窓の外から一晩中じーっと見つめていたり、いきなりキスしたことをみことちゃんに怒られて、謝りたいから校門で待つと言い出して断られたのにも関わらず夜中の2時まで待っていたりと、
ヤンデレ+メンヘラ感もある姫さん新鮮だったし、普段穏やかでにこにこしている人だからこそ、その変化が生きていたと思うので、姫空木編にさらに期待します!