上高地旅行記(植物編①) | 薔薇の香ともふもふと・・・

薔薇の香ともふもふと・・・

美しいもの、可愛いもの、美味しいものが大好き!
10歳になるラグドールの女の子と、
小さな庭に咲く薔薇に癒されています。

今日は朝から雨のブランシュ地方・・・

梅雨入りが遅れ水不足も心配されていましたから

しっかり降ってくれるのはうれしいけれど、

災害級の降り方だけはやめてもらいたいですね!あせる

 

こんな雨の日には徳永英明の歌でも聞きながら“レイニー・ブルー”のお花を愛でましょう!

(二番花はちょっとブルー味が少なめかしら?あせる

 

昨日は開きかけだった“ジュビリー・セレブレーション”がしっかり開花!

花弁が少なめの夏顔になってきましたね!

 

雨の重さにうなだれることもなくしゃっきり咲いているのは“花菜ローズ”

 

南側フェンスの“ロアルド・ダール”は光線による色飛びでなかなか上手く写せません。

(もっと早起きすればいいのかな?・・・)

雨の日でもこんな感じです。あせる

 

朝寝坊でも写しやすい西側の薔薇たち・・・

“バフ・ビューティー”

 

フェンスの“フェリシア”とその内側では“グルス・アン・テプリッツ”・・・

 

アーチの“アイス・バーグ”もきれいに咲きそろってきました!

二番花の咲き始めはスリップスの被害で汚いお花でしたが、

これだけたくさん咲くとスリップスも追いつかないのかな?

 


さて、上高地旅行記を続けてまいります!

山野草好きの皆さん、お待たせしました~!(待ってない??あせる

いよいよ植物編のスタートです!

 

山野草初心者の私が名前もわからないままとりあえず撮ってきた写真の数々・・・

うちに帰ってからグーグルの画像検索などを駆使して名前を調べてみました。

間違っているものもあるかもしれません。

名前がわからなかったものや
お気づきの点がありましたら教えていただけると助かります。

 

底の抜けたトレッキングシューズで足つぼマッサージ状態の夫の苦悩に気づくこともなく

ガイドブックの差し込み付録『上高地の花図鑑』を手にお花探しに余念のない私!

ゆっくり歩きながら何かを見つけてはちょこちょこ立ち止まるのは

夫にとってはありがたかったのかもしれません。

 

花図鑑に載っていないお花もあって

「このお花は何かしら? お父さんが牧野富太郎さんだったらよかったのに!」なんて・・・

どんだけわがままな嫁!?

(よく考えたら夫が牧野富太郎だったらお花の名前を教えてくれるどころでは済みませんよね!

すえ子さんと違ってたくさんの植物標本で部屋中がいっぱいになることを許せるほど心が広くありません。あせる

そもそも上高地では一般人による植物の採取は禁止されていますからその心配はありませんが・・・)

 

 

まず岳沢湿原では・・・

 

“レンゲツツジ”(ツツジ科)

ひとつの枝からたくさん蕾が出る様子を蓮華(ハスの花)に見立てて名づけられた。

その花蜜、花、葉、根などには有毒成分が含まれています。

牧場などで牛ははそのことをわかって食べないため生き残り

レンゲツツジの大群落ができたりするそうです。

 

“レンゲツツジ”の隣に生えていたシダは“オシダ”かな?

 

おさるさんと出会ったあたりを過ぎたころ見つけたお花たち・・・

 

“ズダヤクシュ”(喘息薬種) ユキノシタ科

「ズダ」とは長野県地方の方言で喘息のこと。

その薬になるそうです。

 

 

“クルマムグラ”(アカネ科)

クルマムグラは「車葎」の意。

学名および和名ともに、牧野富太郎(1895) による命名。

ムグラ(葎)は、草むら、藪の意味がある。

 

“ラショウモンカズラ”(シソ科)

シソ科の植物としては大き目の4~5センチの花!

花を羅生門で切り落とした鬼の腕に例えたと言われています。

 

“ミヤマニワトコ”(スイカズラ科)

“ニワトコ”の高山種で1メートルくらいにしかならないので草のように見える。

(上野のビストロでいただいたハーブティーには

“ニワトコ”のお花エルダーフラワーが使われていました!)

 

“ミヤマカラマツ”(キンポウゲ科)

花が“カラマツ”の葉に似ていることからこう呼ばれています。

 

別の場所で見つけたこちらも“ミヤマカラマツ”かな?

 

 

湿り気のある林に群生していました。

 


 

“オオダイコンソウ”(バラ科)

 

“エゾムラサキ”(オオムラサキ科ワスレナグサ属)

初夏の上高地を彩る代表的なお花の一つ!

園芸品種の“ワスレナグサ”をちょっとスリムにした感じかな?

(「江戸むらさき」(桃屋)ではありませんよ!     お間違え無く!(笑))

 

“ウワバミソウ”(イラクサ科)

ウワバミ(大きな蛇)が住んでいそうな場所に多く生えることから、その名が付いた。
また、茎に水分を多く含んでいることから「ミズ」や「ミズナ」とも呼ばれ、

人気のある山菜のひとつとしても知られる(ミズナ)

 

不明①

もしかして絶滅危惧種の“タガソデソウ”??

(別な場所でもう少しはっきり撮影できた“タガソデソウ”を後ほどご紹介する予定です。)


 ・・その後調べたところ、"タガソデソウ“ではないことが判明。

"アイナエ“と思われます。


明神館の周りに咲いていたお花・・・

“カンボク” ガマズミ科の落葉低木

“ガクアジサイ”によく似たお花ですが、秋には真っ赤な実をつけるそうです。

 

休憩を取った明神館前のベンチからの景色・・・

この中にもいろいろなお花が咲いていましたよ!

 

こちらは既出の“ラショウモンカズラ”

 

“オドリコソウ”(シソ科)

花の付き方が笠をかぶった踊り子たちが並ぶ姿に似ています!

近縁種に“ホトケノザ”があります。

 

 

 

こちらはちょっとはっきりしませんが、“カラマツソウ”(キンポウゲ科)でしょうか?

まだつぼみの状態ですが開花期は6月下旬となっています。

高さ50センチ~150センチとなる大型の山野草ですが、

庭花や茶花としても楽しまれているようです。

 

 

“ミクニテンナンショウ”(サトイモ科)

「上野国、武蔵国、
信濃国」の三国に分布することで「三国天南星」とされた。
[ 和名、学名ともにこの仲間の第一人者、邑田仁博士 による命名です。 ]

 

“ウラシマソウ”や“カラー”の仲間!

確かによく似ています!

 

 

こちらはお花がすでに散り、実がなり始めていますが・・・

“サンカヨウ”(メギ科)ですよね?

カニコウモリのような形の葉が特徴的です!

朝露に濡れて半透明になった花も見てみたかったな!

 

“マイツルソウ”(ユリ科)

葉の形が、鶴が羽を広げて舞を踊っているように見えるので「舞鶴草」と呼ばれる。

金平糖のようなお花が可愛い!ラブラブ

 

不明②

 

“ユキザサ”(ユリ科)

若葉は山草として食べられる

前出の“マイツルソウ”とは同じ属。も

少し前の場所で見たこちらのお花も“ユキザサ”かな?

 

明神池に近づいたころの山の斜面には沢山の“オシダ”!

恐竜が出てきそうな景色が広がっています!

 

 


“コミヤマカタバミ”(カタバミ科)


 


 

 

似たような白いお花ですがこちらは・・・

 

“シロバナヘビイチゴ”(バラ科)

実はキバナヘビイチゴより美味しいそうです!

 

上高地ビジターセンターの前にあったこの木は・・・?

6月初旬と言われているお花はもう終わっていますがたぶん“コナシ”!

“コナシ”(バラ科)

コナシ(小梨)、コリンゴ(小林檎),ミツバカイドウ(三葉海棠)などいろいろ呼ばれますが、

図鑑ではズミ(酢実)が表記されています。

白いお花が一面に咲く姿はきれいでしょうね!

秋に小さな赤い実がたくさん成る様子も美しいそうです!

 

たくさん撮ってきた植物の写真はまだ半分以上残っています。

続きは次回に改めます。

 

 

オマケ・・・

 

上高地の美しい自然を守り後世に伝えていくためには

私たちハイカーが守らなければならないマナーとルールがあります。


こちらをご覧ください・・・

 
多くみられた外国人のために英語、中国語、韓国語の表記もされています。
 
みんなでルールを守り上高地の美しい自然が守られていくことを祈ります!
 
ブ「富士山のようにゴミだらけになったら大変でしゅよね!」


ブ「私のもふもふ仲間たち(おさるさん?)を守るためにも

みなしゃんご協力してくだしゃい!」