先日からの施工が完了しました。


UR団地で、お一人暮らしのN様のリビングダイニングのリフォームです。


最初は壁クロスの貼り替えだけというご依頼でした。


が、打ち合わせを重ねていくうちに、生前ご主人がヘビースモーカーだったので、全体に色が変わっていた天井クロスやダイニングの床、カーペットの下の畳の新調、敷居の取り替えも追加で施工させていただくことに。


 

 

以前の畳の上にはカーペットが敷かれていましたが、今回は和紙畳を新調し、畳床にはクッション性と通気性のあるケナフ床材を追加しました。



 

さらに出入り口の3分の1を塞いでいた食器棚。

地震で食器棚が出入り口を塞いでしまったら、ベランダから隣りの部屋に移り、そこから玄関に逃げようと思っていらっしゃったそうです。


でも隣りの部屋もベランダ側なので、鍵を開けっ放しは、防犯上も危険です。


そこで食器棚を処分して、壁に固定するカップボードをご提案しました。


使っていない食器を処分する、よい機会にもなります。


こちらに、ワゴンに置いてあった電子レンジも置いたので、ダイニングスペースが広く使えます。



敷居は、畳の高さに合わせて。


畳より床が下がっているダイニング床側は、敷居の角を落として、つまずかないように。



ダイニング床は、クッションフロアーからフロアータイル貼りに。


フロアータイルを使用すると、空間がグレードアップします。


またお手入れもしやすいので、水回りにも適してします。


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防犯対策に、ブザーからモニターホンに取り替えました。

モニターホンにすれば、来客がない時でも室内で玄関周りの外の様子を見ることが出来ます。  

ピンポーンと鳴って、相手を確認して、知らない人だと居留守を使うことも出来ます。

画像もクリアに映ります。


リフォームの時に出来る地震対策や防犯対策は色々あります。

リフォームの機会にせひ取り入れてみてくださいね。



連休明けには、カーテンも新調させていただきます(^ ^)

(施工前の写真は、間違って消去してしまったかもしれません💦)



2年前にプランニング・施工をさせていただいたクリニックに、メンテナンスに行きました。

そこで、2年前にはアップで撮り忘れたカーテンの写真を撮るチャンス!と思い、撮らせていただきました。

リフォーム中も、なかなか写真を撮るタイミングが難しいし、リフォーム後は片付けでバタバタしていたり、施工のために仮に移動していた家具やモノを戻したりしていると、写真を撮り忘れることが多々あります。

お部屋全体は、自然の中に居るイメージのインテリアで。
壁紙も、3面は木立の柄です。
一面は、グリーンベースで鳥と花柄です。

ドレープは2色使いにし、バランス(カーテン上部)はシンプルに。

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患者さんを診察し、ご家族で話し合いも出来る部屋なので、診察スペースと話し合いのスペースチも、レースで仕切れるようにしました。

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2年経ったとは思えない程、綺麗にお使いです。

クリニックは緊張する場所ですが、インテリアの力で少しでも患者様にリラックスしていただけるといいなぁ、と心から思いました。

所属している商工会議所で、建築家・安藤忠雄氏の講演会がありました。

 地元の商工会議所で、世界の安藤忠雄氏の講演会がある??

と驚きつつも、申し込んで行って来ました!

 

以前にも何度か安藤氏の講演会に行ったことがありますが、その時にも抽選で当選しなかったことも・・

 

安藤忠雄氏は、業界でも好き嫌いがはっきりと分かれる建築家です。

が、私は好きなんです。

 

本にサインをいただいたこともあります・・

 

こちらの本です♪


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直筆サインも〜

安藤氏の講演会のお礼代はどれ位なのでしょうか。

今回は、安藤氏と同じマンションに住む商工会議所の会員の方が講演会の話を進められ、それだけの理由で実現したそうです。


 しかし、安藤氏がマンションを自宅にしていることも驚きでした。

 このマンションも、安藤氏の設計ではないらしいですし・・・

 どうして自分の設計した家に住まないのか?

 やはりマンションは快適なようで・・・

 私が頂いたサインの中にも描かれている、安藤氏の代表作「住吉の長屋」は、空調がなくて、安藤氏は冬には絶対に訪れないらしいです。

(この話は有名ですが・・)

 当時の予算で1000万円の家では空調は付けられず、寒かったら1枚、もう1枚と服を重ねればよいと・・

 空調以外にも、他の部屋に行くのに外を通って行くので、雨の日は傘をささないといけない家なのです。

 施主は40年もお住まいだそうです。

 施主も忍耐がありますね^^

 

現在は、世界中で数十件の建築案件があるそうですが、住宅は1件もないということでした(笑)

 

 直島のお話も、とても面白かったです。

 直島はベネッセの福武氏のアートの島です。

 福武氏は、直島に出来るだけお金を掛けないようにと。

 直島のシンボルとなっている草間弥生氏の黄色いかぼちゃ。

福武氏が購入した時は300万円。

現在は1億3000万円。

 最近の草間弥生フィーバーは、ものすごいものがありますから、この金額も納得です。

 ベネッセハウスミュージアムに参加したアーティストも、壁の近くに絵の具を置いておいたら、壁に無料でペイントしてくれたのに味をしめて、宿泊の部屋にも絵の具を置いておいたら、まんまと企みにひっかかって、壁にアートが描いてあった・・とか(笑)

 安藤忠雄氏は、今年75歳!

 お話の中からも、面白いことをやる!という姿勢がヒシヒシと伝わってきました。

 まだまだ挑戦ということで、9月から国立新美術館で個展もあります。

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国立新美術館2017年9月27日(水)~12月18日(月)

こちらの会場には、安藤氏の代表作「光の教会」が1/1で再現されるようです。

 中国や台湾からの訪問者も何百人にもなるそうで、安藤建築事務所の近くの小さい印刷屋さんで製作してもらっている写真集が全然足りないと言われてました^^


この講演会の後、ご自宅近くのジムに行かれるとのこと。

このアグレッシブさも凄い。

「面白いことをやる!」には、やはり体力ですね。




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先週は、オーダーキッチンの研修会の一環として、Yasuta様の突板(ツキイタ)の工場見学をさせていただきました。

 

突板は、建築やインテリアでは色々な場所に使用します。

キッチンや収納扉、カウンター、テーブル、ドアなどなど・・・

 

安多さんの木のお話は、奥深くて引き込まれます。

突板のこだわり方がハンパでない・・

 

ドイツの黒い森や国内の森に入って、ご自身で木を選定し、切り倒すところから。

 

突板デザインのこだわりも、「ここまでやってくれるの?」という連続・・・

 

私の「突板って、こんなもの」という固定概念を、軽々と超えています。

 

 

こちらはリンゴの木の突板です。

 

 

樹種によって、仕上がりの表情が違います。

 

橋本さんによる、突板のレクチャー中

 

圧倒的な付加価値を付ける提案力。

20代~40代の職人さん達の経歴が、デザイナー・アーティスト・設計士だということも納得です。

そして毎年社長・職人さん達共、海外の展示会に出掛けて、感性を磨かれている。

アウトプットとインプット。

どこでインプットするか。

やはり積み重ね。

常に学び、自己投資していくこと・・が、やっぱり基本でしょうか。

 

 

安多化粧合板株式会社

http://www.veneer.co.jp/

 




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セミナーで、Yチェアの話を聞きました。

Yチェアは、カールハンセン&サン社が販売している椅子で、デザイナーはハンス・J・ヴェグナー。

1950年に作られた椅子で、今でも同じデザインで作り続けられています。

自宅で4脚も使用しているのに、知らないことだらけでした。

因みに自宅で使用している椅子は、ソープフィニッシュ仕上げのビーチ材2脚とオーク材2脚。

仕上げは、ソープフィニッシュとオイルフィニッシュがあります。

結婚してから使ってきたテーブルと椅子はあったけれど、Yチェアを使いたくて、17年前に自宅を建てる時に、テーブルと椅子を買い替えました。

椅子は最初からYチェアに決めてたから、Yチェアについて何も聞かずに購入しました。


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自宅で使用しているYチェア


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背もたれのYのフレームが、Yチェアの名前の由来


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裏にはメイド・イン・デンマーク
カールハンセン&サン社のマーク。
2011年に立体商標登録を取得しているので、リプロダクト品(模倣品)は製造できない。


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3本を撚って仕上げる、座面のペーパーコード。


椅子作りの工程は、何と100以上!

そして最後に座面のペーパーコードを張るのは、一脚づつ職人さんによる手作業で。

一脚は高価かもしれませんが、家具の中でも特に椅子は毎日何度も使うもの。

使う年数で割ってみたら、以外に割安感があります。
そして使い続けることで、愛着が湧いてきます。

座り心地のよい椅子は、空気のように暮らしに溶け込んで、私達を包み込んでくれます。






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