小説家志望 -3ページ目

『アナザヘヴン2』 飯田 譲治  梓 河人

『アナザヘヴン』待望の完結編!
被害者の脳を喰う、という凶行で世間を震撼させた「マッドクック事件」より半年。事件を担当し、今や警察を離れた早瀬と飛鷹。そして停職中の刑事・皆月悟郎は知る――あの事件がプロローグに過ぎなかったことを!


現実は『今』の連続だ。そして『今』は二度とこない。過去も未来もぎゅっと一瞬に詰まって、何度生まれ変わろうが、この『今』は二度とこないんだ。すごいと思わないか?

『李歐』 高村 薫

惚れたって言えよ―。美貌の殺し屋は言った。その名は李欧。平凡なアルバイト学生だった吉田一彰は、その日、運命に出会った。ともに二十二歳。しかし、二人が見た大陸の夢は遠く厳しく、十五年の月日が二つの魂をひきさいた。『わがに拳銃を』を下敷にしてあらたに書き下ろす美しく壮大な青春の物語

『水は答えを知っている その結晶にこめられたメッセージ』 江国勝

水道水とくらべ、すばらしい結晶を見せてくれる自然水の数々。いい音楽を聞かせたときに水が見せる、なんとも美しい結晶…。氷結結晶を通じて著者が水から教わったことをカラー写真とともに紹介。

すべての存在はバイブレーションです。森羅万象は振動しており、それぞれが固有の周波数を発し、独特の波動をもっています。
私の話は、すべてこのことを前提にしています。そして、水の研究を続けてきた私は、これが宇宙の根本原理であることを知っています。

『永遠のとなり』 白石一文

うつ病を患って会社を辞め、妻子とも別れた青野精一郎は、故郷の博多に戻った。無職のまま療養生活をつづける彼は、小学校以来の友人で、九年前にがんを発症したのを機にやはり帰郷していた敦と、互いを支えあうように日々を過している。
五十を前に肉体的、精神的、あるいは経済的な不安を抱える男たちの姿をとおして、自分の人生を受け入れて生きていかざるを得ない人間の切なさ、やるせなさを描きます。恋愛小説で読者をつかんだ著者が、新たな境地を目指した一作。


「人間はさ、生きたがる動物であると同時に死にたがる動物である、と俺は、最近つくづくおもうよ」

『なあ、尋子。生きているというのは何だ』

『どれくらいの愛情』 白石一文

HOW DEEP IS YOUR LOVE? 離れていても、愛し合えるのか。現実よりもリアルで、映画よりも素敵な恋の物語を4話収録。『小説宝石』『オール読物』掲載作品に、書き下ろしの表題作を加えて単行本化。



目に見えるものの不確かさの中に目に見えないものの確かさが隠され、目に見えないものの不確かさによって、目に見えるものの確かさが保証される


こんなにひどく見える世界ではあるが、それでも、ここは完璧な世界なのだ


一体、この私は何者なのだろうか?

『Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークⅦ』 石田衣良

潜りの少年デリヘル、芸術劇場裏の通り魔殺人、謎の人体損壊DVD…ストリートの危険な青春を、光速の切れ味で描く。新世代ミステリー。


おれたちの生活はこうしてどんどん便利になる。あまったはずの時間はみなどこに消えてしまったのだろうか。あんたは夕日が沈むのや雲が空を横切るのを最近ゆっくり眺めたことがあるだろうか。このひと月でほんとうに気もちがかよう誰かさんと心を開いて話しをしたことがあるだろうか。

『もしも、私があなただったら』  白石一文


6年前に会社を辞め、郷里の博多に戻ってきた藤川啓吾。小さなバーを経営する現在の彼には、どうしようもない孤独と将来への漠たる不安があるだけだった。そんな彼のもとへ、ある日、会社時代の親友の妻・美奈が突然訪ねてくる。ほろ苦い過去を引きずりながら再会した啓吾に、美奈は驚くような相談を持ちかけてきたのだった―大人の男女が互いに愛し合うとは一体どういうことなのか?誰もが悩む恋心と性愛との不可思議な関係を卓抜な言葉で解き明かす傑作の誕生。



もしも、私があなただったら…。

もしも、あなたが私だったら…。

結局、この二つの言葉は同じなのだ。そして、人が愛する人に何かをするということは、<もしも、私があなただったら、こうしてほしい>と願うことをすることでしかないのだ。

『アキハバラ@DEEP』 石田衣良

電脳街の弱小ベンチャー「アキハバラ@DEEP」に集まった若者たちが、不眠不休で制作した傑作サーチエンジン「クルーク」。ネットの悪の帝王にすべてを奪われたとき、おたくの誇りをかけたテロが、裏アキハバラを揺るがす。


リアルな人生には電話によるテクニカルサポートも、クリックひとつで開くヘルプウインドウも存在しないのだ。

『東京DOLL』 石田衣良

マスター・オブ・ザ・ゲーム=MGと呼ばれる天才ゲームクリエイター。背中に濃紺の翼をもつ少女ヨリが彼の孤独を変えてゆく―。青く透明なビルと虚ろさが混在する東京湾岸―石田衣良がハードにシャープに描くパーフェクトな人形に恋をした男の物語。


ひとりでは生きられないのだと身体に染みて理解すること。それが大人になることだともまだわからない。

『病葉流れて』 白川道

自分は青葉のごとき他の仲間たちとは違う「病葉」だということに気づいたとき、青春は終わった。明日なき放蕩に身を任せる愛すべきロクデナシたちが繰り広げる奇想天外ギャンブル小説。


「恥ずかしいことって、他人に対して思うべきことじゃないわ。恥ずかしいということは、自分に対して恥ずかしいかどうか、それで判断すべきことよ」


「俺たちは今まで、目に見えるものや手で触れるもの、あるいは数値や理論で立証されたものだけがすべてだというわけだ。しかし、ほんとうにそうだろうか」


「毀れてしまった男には魅力がない。まっとうな男はもっと魅力がない。女は媚を売っても生きられる動物だけど、男が媚を売って生きるようになったらおしまい。毀れるか、毀れないか、そのギリギリで生きる生き方を…」