小説家志望 -2ページ目

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』  村上春樹

ウイスキーのオン・ザ・ロック。
カウンターの上にグラスを置いて、しばらく手をつけずにじっとそれを眺める。
ウイスキーというのは最初はじっと眺めるべきものなのだ。
そして眺めるのに飽きたら飲むのだ。
綺麗な女の子と同じだ。

『チルドレン』  伊坂幸太郎


「『絶対』と言い切れることがひとつもないなんて、生きてる意味がないだろ。」

「いいか、これだけは言っておくけどな、俺は生まれてこの方、ダサかったことなんて一度もないんだよ。」

『一瞬の光』  白石一文

「一瞬一瞬だってやっぱり大切なんだ。どんな一瞬だって、決して負けちゃいけない。すべてに全力を尽くすんだ。それでも人間負けるときは負ける。ただ一瞬一瞬を、その次の一瞬がたとえ死であっても、絶対後悔しないように生きようと思っているだけだ。」

『グラスホッパー』  伊坂幸太郎

「やるしかないじゃない」
だよね、やるしかないじゃない。

『半島を出よ』  村上龍

この世の中には二種類の人間しかいない。こつこつと爪の垢に火を灯すように防波堤や堤防や防風林や潅漑用水を作る人間と、脳天がぶち割れ金玉が打ち震えるような感動と情熱とパッションと激情と情欲とバッションフルーツを持って既得権益層と旧来のシステムと悪の砦を破壊する人間の、二種類だ。

『イン・ザ・ミソスープ』 村上龍

夜の性風俗ガイドを依頼してきたアメリカ人・フランクの顔は奇妙な肌に包まれていた。その顔は、売春をしていた女子高生が手足と首を切断され歌舞伎町のゴミ処理場に捨てられたという記事をケンジに思い起こさせた。ケンジは胸騒ぎを感じながらフランクと夜の新宿を行く。

『スタア・バーへ、ようこそ』  岸 久

カクテルの世界チャンプが銀座に出店してはや三年。いま最も注目されるバーの懐深い世界を絶妙の語り口で教えてくれる大人の読物。

『越境者 松田優作』 松田美智子

伝説の俳優、松田優作の死から20年----。
彼は本当に、『ブラック・レイン』を墓標に選んだのだろうか......。
出生の秘密から、苦悩の青春時代、そして語られざる最期の真相まで。
元妻にしてノンフィクション作家の著者が描き出す、迫真の評伝。

『ねじまき鳥クロニクル』 村上春樹

ねじまき鳥が世界のねじを巻くことをやめたとき、平和な郊外住宅地は、底知れぬ闇の奥へと静かに傾斜を始める…。駅前のクリーニング店から意識の井戸の底まで、ねじのありかを求めて探索の年代記は開始される。



「俺はね、どちらかというと現実的な人間なんだ。この自分のふたつの目で納得するまで見たことしか信用しない。理屈や能書きや計算は、あるいは何とか主義やなんとか理論なんてのは、だいたいにおいて自分の目でものを見ることができない人間のためのものだよ。そして世の中の大抵の人間は、自分の目でものを見ることができない。それがどうしてなのかは、俺にもわからない。やろうと思えば誰にだってできるはずなんだけどね」


「時間をかけることを恐れてはいけないよ。たっぷりと何かに時間をかけることは、ある意味ではいちばん洗練された復讐なんだ」


「良いニュースは小さな声で語られるのです」

『アナザヘヴン』   飯田譲治  梓河人

ベテラン刑事飛鷹健一郎とその部下早瀬学の前に、不気味な連続猟奇殺人事件が発生。殺した人間の首を切りとり、脳を料理して食べるというのだ。いったい犯人は…!?