「教育を受けさせる義務」以外に学校に行く理由を説明できるか【質問が来た 9 】 | 夢はなくとも 希望はなくとも 

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「その子を見て、何を思い出しているのか」

 

 

地味なペースで

ご質問をいただいております。

 

 

また匿名質問箱に

ご質問をいただいてので、

回答してみたよ。

 

 

 

 

ウエダミツトシです

こんにちは

 

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今回ご紹介するご質問はこちら

【高校2年生の息子が遅刻が多く、それを指摘されると過剰に反応してしまう】

です。

 

 

 

 

このご質問に対する

僕の回答はこちらです。

 

はじめまして。 

ご質問ありがとうございます。 

 

高校二年生になる息子さんが遅刻が多く、それを先生から指摘されると、息子さんのすべてがダメなような気がしてきて、不安になることと、それで自分責めをしてしまうということですね。 

 

なるほど、息子さんは、朝は普通に家を出られているのですね。 

 

でも、途中で友だちと合流すると、遅刻してしまうことが多いということで。 

 

ということは、そのお友達というのが、1人なのか、複数なのかはわかりませんが、友だちと合流しなければ、遅刻はしないと思いますので、環境さえ変われば大丈夫なような気がします。 

 

「遅刻が多いと採用されない」というのは、その先生限定のお考えだと思いますので、たしかにそれはあるとは思いますが、それほど気にする必要はないと思います。 

 

それよりも、その息子さんを見ていて、不安になったり、自分責めをしてしまうことが、なんとかなるといいですよね。 

 

まず、「本来息子が行きたかった学校を学力が足りないと先生から言われ受験させず、先生の言う学校を受験させたので中学からの友達も少なく学校が面白くなくて遅刻してしまうのではないか?」というところの、「中学からの友達も少なく学校が面白くなくて遅刻してしまうのではないか?」の部分は、想像であって、事実ではないと思います。 

 

事実は「学力が足りないという理由から、息子さんは、先生からすすめられた学校を受験した」ということなので、遅刻してしまうことと、行きたかった学校を受験させなかったこととは、一旦切り離してお考えになられるといいと思います。 

 

それとこれとは別の話しということです。 

 

「息子さんが行きたかった学校を受験させなかった」から「遅刻する」、というのは、本来、関係のないことを結びつけて、それで自分を責めてしまっている状態だと思いますので、それとこれとは関係がないという風に、お考えになられるといいと思います。 

 

そして、そこからなのですが、先生から遅刻することを指摘されることで、質問者さんご自身は、先生から「なんて言われている」ような気がしますか? 

 

言葉を換えると「どんな母親」だと思われていると感じていますか? 

 

あるいは、「誰のこと」を思い出していますか? 

 

そこに、モヤモヤの正体が潜んでいるように思います。 

 

文面から察するに、息子さん本人は、たしかに遅刻は多いけれども、学校を休んだことはないし、家では反抗的でもないし、よく話すし、別の学校とはいえ、友達もいるし、バイトもしているしで、ごくごく普通の高校生のように思います。 

 

だから、息子さんは、特に何か問題があるようには見えないです。

 

息子さんは、高校に入ってから、特に何も混乱してはいないのではないでしょうか? 

 

それよりも、質問者さんご自身が先生から注意されたり、心配されることで、「何を思い出しているのか」、そして、「(誰に)なんて言われているように感じるか」を考えてみていただけると、そこに自分責めと不安になることのモヤモヤのヒントが見つかると思います。 

 

そして何より、先生の言うことは間違ってはいないと思いますが、先生の言うことよりも、息子さんのことを、もっと信頼してあげていただきたいなと思いました。 

 

「この子は、遅刻は多いけれど、絶対に大丈夫」 そういう風に、心底思えなくてもいいので、軽くでいいので、思ってみてください。 

 

それと、これまでずっと、息子さんのことを考えてこられた、質問者さんご自身のことを労ってあげてくださいね。 

 

高校2年生になるまで、ずっと大切に育てられてきたわけですから、ご自身のことを「これまで本当によくやってきたな」と褒めてあげてください。 

 

これは事実ですから。 

 

本当によくやってこられたと思いますので、そこはぜひ、労ってあげましょう。 

 

「ああ、私はよくやってきたな」というのと、「遅刻が多くても、息子は絶対に大丈夫」の2つを、感情がこもってなくてもいいので、しばらくの間、つぶやいてみてください。 

 

そうすると、自分責めと息子さんに対する不安が、少しずつゆるんでくると思います。 

 

この文面から察するに、情報量は少ないですが、私から見ると、息子さんは大丈夫だと思います。 

 

「うっかり」が多いかもしれませんが、それ以外は、特に問題はないように感じます。 

 

息子さんが、自分が遅刻して先生から注意されることを通して、質問者さん自身に、何を気づかせようとしていると思いますか? 

 

そこをちょっと考えてみていただければと思います。 

 

「正解」はないので、ご自身がどう思うかでいいので、一度考えてみてください。 

 

回答は、以上となります。 

ご質問いただきありがとうございます。

 

僕自身、

子どもたちと関わる中で、

自分の中にある価値観と

向き合わされる日々です。

 

「こういう場合は、こうするもんだよ」

 

と伝えて、

子どもから

 

「なんで?」

 

と聞かれて

答えられない自分。

 

 

ああ、そうかと。

僕はこれまで、

 

「〇〇はこうするものだ」

 

と思って

生きてきたけれど、

それについて、

「何故、そうなのか」

「何故、そうする必要があるのか」

ということを

何も考えずに

ただ受け入れてきて、

それを

子どもにも

押し付けようとしてきたんだなと

思わされることが

とっても多いです。

 

 

答えはなんでもいい。

ちゃんと自分で考えて、

「こういうときはこうするといい」

というものがあれば、

考えは違っても、

子どもでも

「そうなんだ」という風に、

一旦は、聞き入れてくれると思います。

 

 

でも僕のほうに、

「こういう理由で」というものがなく、

ただ自分が

「そう言われてきたから」

「そういうものだと教えられてきたから」

というだけで、

それを子どもにも

当てはめようとしてしまっている。

 

 

そういうことが、

本当に多いです。

 

 

自分でもビックリします。

こんなに

答えられないものかと。

 

 

こんなに、

何も考えずに、

無条件に

 

「そういうものだ」

 

と思って

それがラクで

これまで生きてきてしまったんだなと

思うんですね。

 

 

僕たちの中には、

そういうことが

本当にたくさん詰まっていると思います。

 

 

学校に行くことだってそう。

 

「学校には行くものだ」

「学校には行かなければならない」

 

そう思ってずっと生きてきて、

それで自分も行っていたからといって、

いまの子どもたちにも

それをあてはめるっていうのは、

やっぱり違うような気がします。

 

 

「教育を受けさせる義務」があるので、

勿論、

「学校には行こうよ」

とは言いますが、

そもそも

それを言う側に、

「教育を受けさせる義務」ということ以外に、

学校に行く理由を

明確に答えることができるでしょうか。

 

 

おそらくですけど、

「みんな学校に行っているだろ」とか

「友達ができるよ」とか

「勉強しないと後々大変だよ」とか

そういうことくらいしか

言えないのではないかと思います。

 

 

僕も言えませんでした。

本当に恥ずかしいです。

 

 

そうじゃなくて、

自分の体験として、

 

「こういう理由で学校に行くんだ」

 

と言えるようになりたいものです。

 

 

そして、

それを伝えたからって、

子どもが学校に行くかどうかは、

わかりません。

 

 

それはそれ

これはこれ。

 

 

学校に行くことが良くて、

学校に行かないことが悪い

っていうのは、

すごく狭い価値観の中での判断ですから、

その常識の外で生きているのが

子どもたちなんで、

こちらが思うように

彼らを

コントロールすることはできまへん。

 

 

「だから、学校に行かなくてもいい」

ということを

言いたいわけではないですよ。

 

 

そもそもの話しとして、

「学校には行くもの」

みたいな、

その考えは

果たして

本当に子どもたちにとって

良いことなのかどうか、

それを自分たちで考えて

結論を出そうとすることが

大事じゃないかなと思うだけです。

 

 

そういう意味では、

今回のご質問では、

「遅刻することは悪いこと」

みたいに

お考えになられているのかなと

思いました。

 

 

たしかに

遅刻することで、

誰かに迷惑をかけることはあります。

 

 

だから、

ちゃんと時間を守って、

相手に迷惑をかけないように

振る舞う必要があるというのは、

たしかにその通りなのですが、

「遅刻する」こと自体を

どうこう言っても、

それがなくなるということは

ないと思うんですね。

 

 

何故「遅刻するのか」を考えて、

そこに誰も悪者をつくらず、

遅刻しないための策を講じれば

いいだけだと思うのです。

 

 

正しい、間違ってるという

判断軸で考えても、

全員が納得することはないし、

遅刻自体も

なくならないと思うのです。

 

 

「遅刻」って

ダメなことではなくて、

してしまうもの

だと思うんですね。

 

 

繰り返しますが、

「だから、仕方ないんだよ」

「遅刻してもいいんだよ」

とはならないですからね。

そういうことを言いたいのではなくて、

「遅刻」はしてしまうものなので、

だったら、

遅刻をしないように、

事前に策を講じるしかないと思うのです。

 

 

遅刻する人を責めたところで、

遅刻はなくならないです。

 

 

ましてや

罰を与えても、

何も変わりません。

 

 

むしろ、

違うところに

その反動が出てしまうと思います。

 

 

だから、

遅刻が減るように

工夫をしていくといいと思います。

 

 

「遅刻をすることは悪いこと』

「遅刻をしてはいけない」

「遅刻をする人は劣っている」

 

そういう価値観は

必要ないんじゃないかというのが

僕からの提案です。

 

 

遅刻に関しては、

こんなところで。

 

 

それよりも

今回のご質問で気になったのは、

質問者さんの、

「自分責め」というところですね。

 

 

遅刻は多いけれど、

家ではよく話すし

特に反抗するわけでもなく、

ある程度のコミュニケーションが

取れている、

それで特に

遅刻以外は問題に感じることがないのに、

先生に指摘されることで、

息子さんが

全否定されているように感じる

ということなので、

そこに

「全否定されていると感じてしまう」何かが

あるんだと思います。

 

 

その時に、

何を思い出しているのか、ですね。

 

 

特に何もない人は、

遅刻を指摘されても、

そこまで

感情が刺激されることはないですし、

不安でガミガミ言ってしまうことも

ないでしょうし、

「私が〇〇をしたから?」

というような形で

自分責めをすることもないと思います。

 

 

だから、

息子さんを

遅刻させないようにしよう、

とかする前に、

「この子は毎回遅刻することで私に

 何を気づかせようとしてるのかな?」

ということを

一度考えてみるといいと思うんですね。

 

 

答えは、

外側の世界を探してみても

きっと見つからないと思います。

 

 

自分の中にしかないので。

 

 

本当に

相手が

自分に何かを

気づかせようとしているのではなくて、

そういう視点で、

眺めてみると

いままでとは違うものが

見えてくるかもしれないので、

ちょっと考えてみましょう、

という提案でした。

 

 

ということで、

引き続き、

「仕事・お金」

「会社辞める・辞めない問題」

「職場での人間関係」

「人生の方向性」

「才能、強み、得意なこと」

「ライティング・言語化」

等に関するご質問がありましたら、

どうぞお気軽に。

 

 

《終わり》image

 

 

 

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