「みんなやっているから」には「知らんがな」を | 夢はなくとも 希望はなくとも 

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「苦手なことをさせる」

 

 

不思議に思っていることがあります。

たとえば会社とかで、

色んな部署ってあるじゃないですか。

 

 

営業部とか

経理部とか

総務とか、

そういうものって、

所謂、仕事を分担するというか、

得意な人が得意なことをやるというのが、

本来の目的なんじゃないかと思うのです。

 

 

勿論、

自分が何が得意で

何が苦手かなんて、

実際にやってみないと

何もわからないので、

ある程度は、

色んな部署で

仕事をしてみる必要はあると思います。

 

 

でも、

それがわかってきたら、

やっぱり

得意なことをやってもらったほうが、

会社としても

それをする個人としても

いいに決まっているのに、

何故、

組織にいると

苦手なことをやらせるような、

そういう空気になるんだろうなと、

以前からずっと不思議だったんですね。

 

 

ウエダミツトシです

こんにちは

 

image

 

そべての組織が

そうだとは言いません。

 

 

社員の人たちに、

それぞれ得意なことに

取り組んでもらって、

苦手なことについては、

むしろ

何もしないでくれ、というのが、

誰にとっても

いい形なんじゃないでしょうか。

 

 

会社組織って、

大きなチームですから、

その中で、

そこにいる人たちに、

得意なことに取り組んでもらうか、

逆に

苦手なことをさせるかで、

業績って

雲泥の差になってくると思いません?

 

 

めちゃ変わってくると思います。

それなのに!

何故か、

日本の企業だと、

「苦手なこともできるように」

みたいな空気感ってないです?

 

「みんな、苦手なことに取り組んでるんだ。

 だからお前だけ、得意なことをして

 ラクしようっていうのは

 虫の良すぎる話なんだよ」

 

って……

 

 

なんか、おかしくない?

 

 

変な話だよなと思うのです。

 

 

先に書きましたが、

得意も苦手も

まだわからない状態の人もいますから、

一旦、

いろいろなことをさせてみる必要はあります。

 

 

でも、

それがわかったら、

絶対に

得意なことをさせたほうが

よくないですか?

 

 

なんで、

苦手なことを

させようとするのか、

僕には意味がわからないんです。

 

 

これはきっと

日本の会社組織に限った話ではなくて、

日本社会全体に漂っている空気感、

 

「みんなやっているから」

 

というのが

影響しているように思います。

 

 

日本社会で生きていると、

 

「みんなやっているから」

 

ということを言われると

思考停止してしまうのか、

 

「そうか、みんなしているのか。

 じゃあ安心だ」

 

みたいな発想になって、

それ以上、

考えないということが

起きているように思います。

 

みんなと同じことをしている

 

これが

日本の人たちにとっては、

一番の担保になる。

 

「だから安心だ」

 

となってしまっている。

 

 

この思考のままで、

会社組織に入ると、

同じようなことが起きるんです。

 

 

その人の得意とか苦手とか、

そんなものに関係なく、

 

「みんなやっているんだから(お前もやれ)」

 

みたいな感覚で、

その人の得意なことではないことを

何故か

させてしまう。

 

 

僕が以前いた会社は、

社員に

苦手なことをさせよう

みたいな空気感はなかったですが、

どちらかというと、

数字至上主義的なところがあって、

(どこの企業もそうだろうけど)

営業マンは、

全員、

「これだけの売上を上げるべし」

みたいなものがあったんですね。

 

 

でも!

でもですよ、

たしかに数字で見たらそうなんだけども、

お客さんも違えば、

売れる傾向も違うし、

一概に

数字だけでは測れない要素が

たくさんあったにもかかわらず、

一律に

数字だけで判断しようみたいなところが

あったんです。

 

 

そうすると、

やっぱりどこかに

しわ寄せが出てくるんですよ。

 

 

数字がつくりやすい担当になれば、

仕事はラクになるし、

逆に

つくりにくいところの担当になれば、

常に

無理をしないといけなくなる。

 

 

親ガチャならぬ、

お客様ガチャですよ。

 

 

営業マンのスキル云々よりも、

数字をつくりやすいかどうか、

そちらが重要視されて、

その人の得意不得意なんて、

全く考慮されませんでした。

 

 

そして、

数字がつくりにくいところの担当になったら、

「何故、予算が未達なのか?」

と問われて

何か言おうものなら

 

「言い訳するな」

 

と何も言えない空気感がありました。

 

 

それを見ていて、

常々思っていたんです。

 

なんか、おかしくないか?

 

と。

 

 

その時の僕には、

それを言語化して伝える

という力がなかったので、

結局、

何も言えませんでしたが、

そんなことをしているくらいなら、

数字のつくりやすいところに

もっと人員を割いて、

そういうのが好きで得意な人に

させればいいじゃないかと

ずっと思っていました。

 

 

逆に、

小さい数字を

コツコツコツコツと

地味に作り続けるのが得意な人がいたので、

その人には、

ずっと

そういう担当を

持たせればよかったのに、

違うことをさせようとするから、

変なことになってしまうんじゃないかと

思っていたんですね。

 

 

今回の記事は、

 

僕はサラリーマンだったころのことを愚痴るものではありません。

 

そう聞こえるかもしれないけれど、

そうじゃなくって、

単純に

 

なんか、おかしくない?

 

ということが

言いたいだけなんです。

 

 

会社は、

そこに集まった人たちで

強力し合って、

利益をあげていこうという団体ですよね。

 

 

だったら、

そこにいる人たちに

それぞれの得意なことを

思う存分にやってもらったほうが、

いいに決まっていると思うのです。

 

 

そして、

ゼロにはできないかもしれないけれど、

苦手なことは

極力

させないようにしたほうが、

誰にとっても

いいはずなんですけども。

 

 

何故か、

日本の組織って、

 

「みんなやっているから」

 

という理由で、

苦手なことを

させてしまっているということが

起きているように思うのです。

 

 

僕はあんまり、

「目を覚ませ」的なことは

言わないのですが、

言わないようにしているんですけど、

もうそろそろ、

 

「みんなやっているから」

 

ということが

行動の理由にはならないということに

気付いたほうが

いいんじゃないかと思います。

 

 

みんなに苦手なことをさせるって、

 

誰得なの?

 

誰のためになっているの?

と思います。

 

 

それぞれが得意なことをやって、

苦手なことは

それが得意な人にお願いする。

 

 

そうやって、

協力し合うことで、

この社会は

成り立っていくのではないでしょうか。

 

 

あと、これも!

 

「みんなやっているから」

 

という理由で、

本当は苦手なことなのに、

それを罪悪感でしようとしないこと。

 

 

苦手なんだったら、

しなくていいんです。

しないほうがいい。

だって、

苦手なんだから。

 

 

それが好きで得意な人が

きっといるはずだから、

その人たちに

お任せしたほうが、

何事もスムーズです。

 

 

「わたしが苦手なことを

 得意な人がいない場合は

 どうすればいいでしょうか?」

 

という声が聞こえてきそうなんですが、

それは

 

探してください。

 

探してもいない場合は、

一旦は、

自分でやるしかありませんが、

それにしたって、

ずっとやり続ける必要はないので、

できるだけ、

苦手なことは

しないほうがいいです。

 

 

苦手だと思いこんでいたけれど、

実際にやってみたら、

楽しかったという場合もあるんで、

一度は

チャレンジしてみるといいんですが、

 

「苦手である」

 

という結論が出ているものについては、

誰かにお願いしましょう。

 

 

無理なもんは無理よ。

そして、

それでいいんだべ。

 

 

みんながみんな、

なんでもできるわけじゃないんだし。

全部を一人でやらなくてもいいと思うお。

 

 

とにかく、

 

「みんなやっているから」

 

を理由に動くのは

やめてみようか。

 

 

「みんなやっているんですから」

と言って、

何かを強制してくる人がいたら、

一言、

こう言ってください。

 

「で?」

 

もしくは、

 

「だから?」

 

それ以外の理由を説明できないことに

気がつくことでしょう。

 

 

《終わり》image

 

 

 

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