「カッコイイとはこういうことさ」が書かれた本 | 夢はなくとも 希望はなくとも 

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「上には上がいる」

 

 

泣きましたわ。

久々に泣いた。

そして熱くなった。

 

 

何にビックリしたかって、

思った以上に

思考回路が単純にできてる自分に

ビックリしました。

 

 

こういうのに弱いのよ。

こういうのに触れると

ついつい

胸熱になってしまうのよ。

毎回そう。

絶対に泣く。

熱くなるわぁ。

 

 

もうほんとにね、

厨二病ですよ。

こういう熱い男たちの姿を見ると

ハートが震えて

涙が出てきてしまうんですよね。

 

 

ウエダミツトシです

こんにちは

 

image

 

わからないんですけど、

こういうのって、

特に

男性には響くんじゃないかな。

女性も勿論、

楽しめる内容だとは思うんですけど、

 

「へぇ~」

 

って感じで

男性ほどには

響かないかもしれないなと思いました。

偏見かもしれませんけどね。

 

 

ということで

今回ご紹介するのは、

こちらです。

 

 

『昨日の自分に負けない美学』

ひすいこたろうさん 大嶋啓介さん 矢野燿大監督

 

 

本自体は、

ちょうど1年前くらいに

出版されているものなんですが、

僕も存在は知ってたんですけど、

また読んでなかったんですね。

 

 

それで

年末に

あ、そうだと思って

一気読みしたんですけども。

ちょっと嗚咽しそうになるくらい

読んでて

涙が止まらなくなってしまったんですね。

 

 

あ、こういう症状になるのってきっとアラフィフなのに厨二病患者の僕くらいだと思うんで。

 

 

そんなに期待せずに

読み進めてもらえたらと

思うんですけも。

 

 

それにしても

熱いんですよ。

読んでて心が熱くなるんです。

 

image

 

 

顔はこんなだけど。

 

 

温度差すげー。

顔と感情の

断崖っぷりがハンパねぇ。

 

 

まあ、

僕の顔の話は置いといて。

 

 

この本は

どういう内容かと言いますと、

作家で天才コピーライターの

ひすいこたろうさんと

居酒屋てっぺんの創業者で

メンタルトレーナーの大嶋啓介さんが

阪神タイガースの矢野監督に

取材を重ねて

3人の共著という形で

出版されたものなんです。

 

 

矢野監督は

2018年に阪神の2軍の監督に就任して、

 

「超積極的」

「あきらめない」

「誰かを喜ばせよ」

 

という3つの旗を掲げて

かっこいいと思える野球を目指します。

 

 

そうやって

 

「ノーサインで走っていい」

とか

「超積極的なプレーはとがめない」

とか

「子供たちの見本になれ」

とか

 

そういうことを

やり続けた結果、

前年最下位だったチームを

1年で日本一へと導きます。

 

 

盗塁失敗数は過去最高!

でも、

リーグ歴代最高の163盗塁に成功し

これまたチーム歴代最多記録の

68勝を成し遂げてしまったんです。

 

 

その実績から

2019年には

1軍の監督に抜擢されて

Aクラス入りは無理と言われていたところを

前年最下位だったチームを

たった1年で

3位にまで押し上げ、

1軍監督としては

3年目になる2021年には

優勝したヤクルトと

僅か5厘差で2位に甘んじるも

勝ち星を見ると

両リーグでトップの77勝をあげるという

怒涛の快進撃を見せたんです。

 

 

その矢野マジックの秘密は何か。

それを紐解いたのが

この本というわけなんですよ。

 

 

著者のひすいさんは言います。

 

「矢野監督の考え方は、

 日本の黄金期をつくってくれる考え方だ」

 

と。

そしてそれは何かというと、

 

「美学」

 

なんだと。

 

 

矢野マジックに秘められた美学とは何か。

勿論、

プロ野球ですから、

どこまでも

「勝ち」にこだわって

1つでも勝ち星をあげることが

大事なのは当然です。

 

 

でもそこに、

 

「なんのために」

 

という思いが込められているかどうか。

 

 

つまり、

損か得かではなくて、

粋か野暮か

美しいか美しくないか。

 

 

「目標」ではなくて

「目的」があるかどうか。

 

 

勝ち負けよりも

そのプレイを見た観客が

感動して心が震えるかどうか。

そして、

野球を見ている子どもたちに

「かっこいい!」

と感じてもらえる野球を

見せられているかに

重きが置かれている。

プレイを通して

人間としての誇りが

表現できているかどうかが

最も大事なんだと言うわけです。

 

 

熱い!

熱いじゃないですか!!

 

 

ペヤングの激辛味を食べたときより熱くなるじゃないですか!!!

 

 

僕なんてもう、

あまりに熱くなりすぎて

誰にも頼まれたないのに

 

 

image

 

 

勢いだけで写経しましたわ。

 

 

もうね、

それくらい

読んでるだけで

こみ上げてくるものがあったんですよね。

 

 

たとえ

試合に負けたとしても

選手一同で

ファンの人たちに

敬意を評して

一礼するんですよ。

たとえ凡打でも

最後まであきらめずに

1塁まで全力で走り切るんですよ。

打つ必要のない場面でも

果敢にフルスイングで

ホームランを狙っていくんですよ。

 

 

なんていうか、

そのひたむきさっていうのかな、

その姿に

心を打たれるわけですよ。

 

 

その選手たちの姿を見て

ライバルチームは

こう言ったそうです。

 

「阪神の選手は、

 凡打でも全力疾走してすごいな」

 

って。

さらには

その姿を見た子どもたちは

 

「グラウンドを去るときの

 挨拶までかっこいい!」

 

と。

 

 

矢野監督の美学は

 

困難ですら「楽しむ!」と決めて、

超積極的に挑む姿で、

観客を魅了し、

子どもたちの見本になる

 

ということで、

それが

 

「俺たちの野球」

 

なんだそうです。

 

 

ああ、

ヤバいわ。

書いてるだけで

熱くなってきて

また涙が溢れてくるわ。

 

 

損得や

勝ち負けや

結果ばかりを気にして

他人の評価の奴隷になって、

 

「なぜ、それをしているのか」

「それは、なんのためか」

 

そういう

初動の目的を忘れて

行動の基準を見失って

美学をなくしてしまった人たちが

とても多いと思います。

 

 

試合には勝った

お金は儲かった

でもそれで納得できているか

心から満足できているか

それは

かっこいい生き方だと言えるのか

果たしてそれは美しいのか

そして

子どもたちの見本として

恥ずかしくないのか。

 

 

もしかしたら

そこが今

僕たちに

問われているのかもしれません。

 

 

結果や

お金や

効率ばかりを重視して、

多くの日本人は

「生き方」を

忘れてしまったかのように

僕には見えます。

勿論、

僕も含めてですけどね。

 

 

損か得か

ではなく、

粋か野暮か。

 

 

その基準で生きるとは

どういうことかが、

この本を読むと

よくわかると思います。

 

 

矢野監督が

阪神の2軍の監督に就任してからの実績を

ダダダッと

書きましたけども。

実際は、

うまくいったことばかりではありません。

その裏には、

大きなことから小さなことまで

数え切れないほどの失敗がありました。

うまくいかずに

本当に

しんどい時期もあったそうです。

でもその度に、

自分に問いかけたんだそうです。

 

困難ですら「楽しむ!」と決めて、

超積極的に挑む姿で、

観客を魅了し、

子どもたちの見本に

なれているかどうか

 

を。

 

 

そこで

この本のタイトルにつながるんですよ。

 

「昨日の自分に負けない美学」

 

相手に勝とうとするのではなく、

弱い自分に負けないことだけに専念する。

 

 

生きていれば、

誰かと競争になる場面は

たくさんあることでしょう。

そういう場面じゃなくても、

勝手に

うまくいっている人を見て、

その人と自分とを比べて

落ち込むとか

自信をなくすとかは

よくあることだと思います。

 

 

上を見上げたらキリがないし、

下を見て安心していたって、

成長はしない。

 

 

でも

そういうときに

相手に勝とうとするんじゃなくて、

そこで弱気になっている自分には

絶対に負けないと決められるかどうか。

昨日の自分よりも

1ミリでもいいから

前に進めているかどうか。

全力で

そうしようとしているかどうか。

 

 

そこに意識を持っていける人は、

必ず美学を持てると

僕は思います。

 

 

結果や

損得や

効率を追い求めるのではなくて、

 

「なんのために」

 

を大事にできる人だからです。

 

 

「カッコイイとはこういうことさ」

 

とポルコ・ロッソは言いましたけども

 

まさに

 

「カッコイイ野球」の姿が

 

この本にはありました。

 

 

矢野監督は、

現役時代は、

自分のプレーよりも

チームメイトが活躍したときに

全力で喜んだんだそうです。

そしてその姿勢は、

監督になってからも変わらず、

選手が良いプレーを見せたときに

最高の笑顔で

ガッツポーズを取るところから

その姿が

「矢野ガッツ」と呼ばれるように

なりました。

 

 

「美学」を貫けたときに出る

「矢野ガッツ」。

 

 

人ぞれぞれで

「美学」に違いはあれど、

各々のスタイルで

「矢野ガッツ」が出るようになると

日本は

すごくいい雰囲気になるような気がします。

 

 

ひすいさんの言うことは

本当でしたね。

 

「矢野監督の考え方は、

 日本の黄金期をつくってくれる考え方だ」

 

相手に勝とうとするのではなく、

昨日の自分に負けない「生き方」

 

 

きれいに

サラッと

スマートにやろうとするんじゃなくて、

地味で

目立たなくて

泥臭く

必死で

ひたむきに

全力を出してしくところに

「美学」を

見出していこうじゃないですか!

 

 

熱い!

熱いわ!

 

 

ハバネロ入りのカレーパンを食べたとき以上に激アツですわ!!

 

 

ということで、

ひすいさんと

大嶋啓介さんと

矢野監督の共著

 

『昨日の自分に負けない美学』

 

激推しです。

 

 

最後に

これ見てくだされ。

 

 

ぜってー泣くって

過呼吸になるくらい嗚咽するって。

 

 

いやぁ、

良いもの読ませてもらったわ。

ただ、

これだけは言っておきますけども。

僕って、

 

 

野球ってほとんど見たことないんですよね。

 

 

元々、

そんなに興味ないっていうか、

完全インドア派だったんで、

スポーツとは

無縁の生活を送ってきてたんですよね。

でも!

この本を読んで

ほんとに

球場まで見に行きたいと思いましたんで、

それが実行に移されるかどうかは

神の味噌汁ですけども、

まずは、

この本を手にとって

読んでいただけると

僕は

とても嬉しく思います。

 

 

これくらい

熱い目的を持って

生きていきたいもんですね。

 

 

《終わり》image

 

あんまり書いてないですけどnote始めました!

 

 

 

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